熊に遭遇する確率は少ない、だがしかし一生もの
どうも、Linです。ジレット、フュージョンしてます。
せっかくUnityの使い方とスマホVRゲームの作り方がわかってきたので、実際にゲームを作ってみたいと思っていました。
そして、ついに先日、
熊VR
というゲームをUnityで作成し、無事に完成できたのです。
今日はその熊VRというゲームの概要と、作ることになった経緯、作りながら勉強になったことを忘れないうちにまとめておこうと思います。
熊VRをなぜ作ろうと思ったのか??
熊VRとはひと言でいうと、
熊に遭遇したVR体験をすることができ、なおかつ、状況別でその対応策を学べるゲーム
です。
このゲームをなぜ作ろうかと思ったかというと、「ベル&セバスチャン 新たな旅立ち 」という映画を鑑賞していた時に、少女が熊に襲われて木に登って助かる、というシーンがあったからです。
そこでふと、
「熊に遭遇した状況をVRで事前に経験しておけば、この少女みたいに上手く対処できるんじゃないか?」
と思うようになったのが熊VRを作るきっかけでした。
熊VRはどういうゲームなのか??
せっかくなので熊VRのゲームの概要も触れておきましょう。
まず、ゲームをスタートさせると、

熊が歩いてきて、

4つの状況から、自分と熊の間の関係を選びます。
- 20m以上距離がある場合
- 10m以上距離がある場合
- 木が近くにある場合
- 襲ってきた場合

たとえば、
木が近くにある場合
を選んだとしましょう。
すると、
- 登る
- 木の陰に隠れる
- 木のふりをする
の3つの選択肢が出現するので、

その中から正解と思われるものを選びましょう。
間違えた選択肢を選ぶと「ブー」という不正解音が鳴り響き、先に進めません。
無事に「登る」という正解を選び出すと、「ピロピロ」という正解音がなり、正解のアクションを実演してくれます。
今回のケースでは「登る」というアクションが正解なので、自分があたかも熊から逃れるために木を登っているような感覚を体験できます。

もし、その感覚を3Dではなく、VRで体験したいときは右上の「VRモード」というボタンを押してみてください。
次のように画面が2分割され、かつ、ジャイロセンサーに反応してカメラが動くようにあり、VR映像として体験できるわけです。

VR体験したい方はハコスコなどのVRゴーグルが必要ですね。
熊VRの制作費はいくら??
熊VRは一体いくらの制作費がかかってしまったのか!?
これからVRゲームをUnityで開発する方は気になるのではないでしょうかね。
なんと、熊VRの制作費はハリウッド映画よりも数百倍やすい、
20ドル
でした。
制作費としてかかったのは、熊の有料アセットの「Bear1」の費用だけです。
できれば熊の3Dモデルも自作したいところなのですが、ぼくが作成するととんでもない熊が出てきそうでしたし、
何より、
Unityのアセットストアにはすでにたくさんのよさげな熊モデルがたくさんあったので利用しない手はありませんでした。
>>詳しくは「Unit Asset Storeでの購入方法」へ
しかも、このアセットにはモデルだけでなく、熊を動かすためのアニメーションも付いています。
熊が襲ってきたり、怖そうに肩を揺らして歩いているアニメーションまでついていて助かりました。
熊VRを作って勉強になったこと
熊VRはせっかく作ったのですから、できれば数百万ドルを売り上げたいところですが、そこまで世間のニーズに答えてないので厳しいかもしれません笑
ただ、熊VRを作っていく中で次の3つのことが勉強になりました。
コルーチン
熊VRは熊のアニメーションと、体験者側の視点の移動のタイミングを調整するために、
コルーチン
を使いまくりました。
コルーチンとは、フレームの切り替えのタイミングによらないで関数を発動させたいときに使うもので、これが熊VRで重宝しました。
あまりにもコルーチンを使ったのでお手本を見なくてもコルーチンの処理をかけるように。
アニメーションのみで再生
今回使用した熊のアセットは、
なぜかアニメーションの再生でアニメーションコントローラーが使えないタイプでした。
熊のアニメーションを作成した時の環境とか使ったソフトとかにもよるのかもしれませんが、これまでマスターしてきたアニメーションコントローラーの使い方が全く歯に立たなかったのです。
アセットによってはアニメーションコントローラーが使えない場合があるということと、それに対する対応方法を学べたのが良かったです。
Dive_Cameraのエラー解消方法
これはくそ小さいことなのですが、スマホVRゲームを作る際に使わせてもらっていたDive_Cameraでは、なぜか、一番最初にエラー画面が出てしまっていました。

今回は、特に、熊の映像をストレスフリーでVR体験してほしいという想いが強かったので、このエラーを消すための方法を模索してみました。
スクリプトの中のある記述を削除したら綺麗スッキリになったので大満足です。
熊VRを作ってみた感想
最後に、熊VRを実際にUnityで作った感想を書き留めておきましょう。
やはり、自分が考えた構想を実際にゲームに落とし込んでみるのは大事だと思いました。
「ゲーム作成を進めていく中で、実現にあたり自分には今何が足りないのか?」
が明確になり、また、その解決方法を必死に調べるようになります。
まだまだUnity初心者ですが、これからもゲームを作り実際にアウトプットすることで、本などでインプットした知識を定着させていきたいと思います。
ってことで、熊VRをよろしくお願いします笑
それでは!
Lin

おそらく、ブロガー。現在ホテル暮らしで全国フラフラしています。
ネット広告代理店に1年3ヶ月勤め上げ、独立をして丸4年が経ちました。今年でフリーランス 5年目。
質問・ご意見・相談があればLINEで受け付けていますのでお気軽にどうぞ 。
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