Googleアナリティクスの直帰率とは何もの?
どうも、Linです。紐で、縛りました。
運営しているブログに Google Analytics を導入すると、いろいろな指標が見られるようになりますよね?
その中の1つに
直帰率(ちょっきりつ)
があると思います。
直帰とは、アナリティクスのヘルプページによると、
サイト内の 1 ページしか閲覧されなかったセッションのこと
で、直帰率とは、
直帰率とは、1 ページのみのセッション数をすべてのセッション数で割った値のことです。つまり、すべてのセッションの中で、ユーザーが 1 ページのみ閲覧して、Google アナリティクス サーバーに対するリクエストを 1 回のみ発生させたセッションが占める割合のことです。
だそうですね。
つまり、
Web サイトを訪問し、2ページ目をめくらずに1ページだけ閲覧して離脱してしまった訪問数の割合のこと
を直帰率と呼んでいるんですね。
直帰率は次の計算式で算出できます↓
直帰数÷全訪問数×100
例えば、「ブログ 直帰率」と検索してこの記事を発見し、読んでくれている方がいるとしましょう。
この方が記事を読んで満足し、検索画面に戻ったり、別の怪しいサイトを閲覧し始めたり、ブラウザー閉じてしまうと、その訪問は「直帰」になるわけです。
ブログを訪問した10人中9人が直帰すると、
直帰数÷全訪問数×100
= 9÷10×100
= 90%
で90%の直帰率になるわけです。いやあ、渋いですね。
ブログの直帰率が高いことは悪いことなのか?
直帰率という言葉の雰囲気から、
「直帰率が高いブログは良くないんじゃないか・・・」
と思うかもしれませんが、
ブログで直帰率が高いことは決してネガティブなことではありません。
なぜなら、
直帰ユーザーの中にはポジティブな印象を持っている方もいるからです。
例えば、みっちり記事を読んで満足した人も、 Web ブラウザを閉じて離脱してまいます。
このように、記事を読んで不満に思ったユーザーだけでなく、満足して帰ってしまうユーザーもいるため、
ブログは他の種類のサイトと比べて直帰率が高いのです。
確かに、僕自身、検索でヒットした記事は1ページを読んで離脱してしまうケースがほとんどだと思い当たりました。
現に、アナリティクスのヘルプページにも、
直帰率の高さが問題になるかどうかは状況によります。
直帰率の高さが問題になるのは、ユーザーがサイト内の複数のページを閲覧することが必要な場合です。
一方で、ブログのような 1 ページのみのサイトや、その他の 1 ページのみのセッションが想定されるようなコンテンツを提供している場合、直帰率の高さはまったく問題になりません。
と書いてありますね。
直帰率を大いに気にすべき Web サイトは、
ユーザーに何らかのアクションを起こしてほしいサイト
です。
例えば、Web アプリやSNS、サービスや実店舗のホームページなどですね。
Web サイト自体が入口と機能していて、ユーザーに次のアクションを起こしてほしい場合のみ、直帰率を気にするべきだと思います。
ブログの目的はあくまでも、
記事を読んで満足してもらうこと
なので、必ずしもウェブサイト上で何かアクションを起こしてもらう必要がありません。
ブログは直帰率よりも平均ページ滞在時間を見よう
じゃあ、ブログではどの指標を見てればいいんだ?ってなりますよね。
ズバリ、ブロガーがアナリティクスで見るべきは
平均ページ滞在時間
です。
直帰ユーザーには、
- ポジティブで満足の高い離脱
- ネガティブな途中離脱
の2つが入り混じっているため、直帰率からはポジティブかネガティブか判断しにくいです。
読み物としてのブログ記事の見るべき指標は「平均ページ滞在時間」です。
平均ページ滞在時間とは、
特定のページを閲覧した時間のこと
で、長ければ長いほどブログ記事が読まれていることになります。
満足したかは読者のみ知ることですが、途中で離脱したわけではないので、
- デザインがゴミ
- 言ってることがよくわからない
などのネガティブな理由で離脱している可能性は低くなります。
つまり、
平均ページ滞在時間は、直帰率よりもポジティブな要素を見出しやすい
のですね。
ただし、この平均ページ滞在時間と似た指標に「平均セッション時間」というものがあります。
2つの滞在時間系の指標の混同にご注意ください。
>>詳しくは「平均セッションと平均ページ滞在時間の違い」へどうぞ
ブログの直帰率と平均ページ滞在時間の目安は??
ブログの Web サイトで直帰率は必ずしも見なくていい、ということはわかりました。
が、実際、とはいえ、
ブログの直帰率の目安はどれくらいなのか気になりますよね。
そこで今回、僕が運営しているいくつかのブログの例を紹介します(データは直近1ヶ月のもの)。
サイト | 直帰率 | 平均ページ滞在時間(分:秒) |
---|---|---|
A | 83.81% | 4:05 |
B | 88.76% | 5:03 |
C | 89.56% | 4:14 |
D | 86.95% | 4:00 |
E | 85.03% | 3:40 |
F | 88.02% | 3:08 |
G | 78.03% | 2:03 |
H | 80.34% | 3:22 |
I | 89.38% | 3:27 |
J | 91.81% | 5:54 |
K | 86.11% | 2:58 |
L | 82.63% | 3:23 |
M | 88.18% | 4:06 |
N | 88.35% | 5:28 |
このデータからわかるように、
直帰率は80〜90%ぐらいを推移していて、
平均ページ滞在時間は3〜5分ぐらいになっています。
やはり、
うまくいっているサイトほど滞在時間が長い傾向にありますね。
直帰率はサイトの良し悪しに相関性を見出しにくいです。
ブロガーは頑張って直帰率を下げるよりも、
検索ユーザーが最後まで読んでくれる記事を作ることにフォーカスしましょう。
ページ滞在時間を伸ばすためには、
- わかりやすい構成
- 図解
- ページ読み込み速度を上げる
などの施策が効くかもしれませんね。
それでは!
Lin

おそらく、ブロガー。現在ホテル暮らしで全国フラフラしています。
ネット広告代理店に1年3ヶ月勤め上げ、独立をして丸4年が経ちました。今年でフリーランス 5年目。
質問・ご意見・相談があればLINEで受け付けていますのでお気軽にどうぞ 。
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