初心者も3分でわかる!減価償却(定額法)の計算式




減価償却の定額法の計算方法って??

固定資産の購入費用を経費にする時に活用するのが

減価償却(げんかしょうきゃく)

です。

簡単にいうと、

長く使うんだから購入費用を一発で経費にすんなよ?

数年にわたってちょくちょく経費にしていこうや

という試み。

 

この減価償却には

  • 定額法
  • 定率法
  • 少額償却
  • 一括償却

などいくつか種類があります。

>>詳しくは「フローチャートでわかる!減価償却の種類」へ

 

具体的にいうと、

  • 確定申告の種類(青色か白色か)
  • 購入金額(10万以上なら減価償却する)
  • 事前に届出をしているか

によって種類を選びます。

 

今回紹介するのはそのうちの「定額法」です。

こいつは、

  • 青色申告で、30万円以上の固定資産
  • 白色申告で、20万円以上の固定資産

のケースが対象になりますよ。

この場合、定額法だけでなく「定率法」も選べますが、これは事前に届けが必要。

ゆえに、確定申告までに届出をしていない人は「定額法」を選ぶことになりますね。

 

残念ながら、ぼくも定額法に該当。

青色申告で、30万円以上の固定資産を購入。

事前に「所得税の減価償却資産の償却方法の届出手続」を提出していなかった身です。

定率法の準備をしていなかったので定額法で減価償却することに。

今日は確定申告を機に、減価償却(定額法)の計算方法を整理してみました。

 

減価償却(定額法)計算方法

減価償却の定額法とは、その名の通り、

毎年定額ずつ「減価償却費」として経費にする方法。

そして、最後に「1円」を残します。

 

1年度あたりの減価償却費は次の式で求められますよ。

 

$$\frac{購入金額}{耐用年数} × \frac{使用月数}{12}$$

 

耐用年数

さて、キーワードは「耐用年数」。

資産ごとに異なる寿命のことで、長く使うものほど耐用年数は長くなります。

 

例えば、パソコンならば4年、自転車ならば2年。

資産の種類によって寿命が変化します。

固定資産の種類 耐用年数
パソコン 4年
カメラ 5年
マネキン人形 2年
気球 3年
時計 10年

詳しくは国税庁のページを確認してください。

 

購入金額

固定資産の購入金額ですね。

例えば、60万円のMacBook Proを購入したら「60万円」が購入金額です。

 

使用月数

1~12月の12か月間のうち、何ヶ月使ったのか?

これが「使用月数」です。

 

固定資産を年度始まり1月に購入する、なんて奇跡はそうそう起こりませんからね。

年度途中で購入した場合、年度における「使用月数」も考慮しようぜ、というわけ。

例えば、7月17日に60万円のMacBookを購入したとしましょう。

この場合、7〜12月で「6ヶ月」使用しているので、この年度の「使用月数」は6ヶ月です。

 

例題

それでは、実際に定額法で計算しましょう。

例えば、7月17日に606,204円のMacBook Proを購入した男性を考えてみます。

ポイントはやはり「使用月数」。7~12月までの6カ月間なので使用月数は「6」です。

$$\frac{購入金額}{耐用年数} × \frac{使用月数}{12}$$

という公式に、

  • 購入金額:606,204円
  • 耐用年数:4年
  • 使用月数:6

を代入すると、

$$\frac{購入金額}{耐用年数} × \frac{使用月数}{12}$$

$$=\frac{606,204円}{4} × \frac{6}{12}$$

$$=76,776円$$

と出てきますね。

とどのつまり、初年度に経費にできるMacBook Proの購入金額は、

76,776円

となります。

(いやあ、まじかよ!?全然経費にできてないじゃん!?汗)

606,204円中の76,776円なんて12%じゃないっすか!?

 

次の年度は?

ついでに、次年度の減価償却費も計算しましょう。

次年度はフルフル12か月使うので、使用月数は「12」。

公式で計算すると、

$$\frac{購入金額}{耐用年数} × \frac{使用月数}{12}$$

$$=\frac{606,204円}{4} × \frac{12}{12}$$

$$=151,551円$$

になります。

 

最終年度は1円を残す

がしかし、これで終わらないのが定額法。

1円を残して減価償却を終了するのです。

この1円のことを「備忘価額」と言って、固定資産を破棄・売却するまで1円を残す決まりになっています。

とどのつまり、固定資産を保有する限りは「その存在」を記録しておこうというわけ。

ソフトウェアなどの無形固定資産の場合、破棄・売却ができないので1円を残す必要はありません

 

さて、最終年度5年目の経理もみてみましょう。

この場合、すでに耐用年数「4年」のうち「3年6ヶ月」を償却したので残りは6ヶ月。

ゆえに、使用月数は「6」で計算し、最後に1円を引くだけ。

次のように計算できるはずです。

 

$$\frac{購入金額}{耐用年数} × \frac{使用月数}{12} – 1$$

$$=\frac{606,204円}{4} × \frac{6}{12} – 1$$

$$=76,775円$$

 

 

年度始めに固定資産を購入すると、なおよし

ふむふむ、なるほどね。

こんな感じで減価償却の定額法は計算がわりと簡単で助かります。

なんせ、毎年同じ金額を減価償却費として計上すればいいですから。

注意点は「使用月数」でしょう。

年度途中で購入した場合、使用月数を考慮して計算せねばなりません。

 

そう考えると、

高額資産は1月に購入したほうが経費にしやすい

という事実が浮かび上がってきます。

30万円超えのMacBook Proを男気で買おうとしている方は「1月の到来」を待ちましょう。

 

それでは!

Lin

 

【参考図書】

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