e-Taxすれば添付書類を省略できる??
インターネットを通じて確定申告できるe-Tax。
e-Taxには様々なメリットがありますが、中でも一押しなのが
一部の添付書類を省略できること
ですね。
国税庁のページによると、すべての添付書類をe-Taxで省略できるわけではなく、
第三者作成書類の一部に限る
とされています。
省略できる添付書類は以下のものたちですね ↓
- 給与所得者の特定支出の控除の特例に係る支出の証明書
- 個人の外国税額控除に係る証明書
- 雑損控除の証明書
- 医療費の領収書、セルフメディケーション税制の医薬品購入の領収書、一定の取組を明らかにする書類
- 医療費に係る使用証明書等(おむつ証明書など)
- 社会保険料控除の証明書
- 小規模企業共済等掛金控除の証明書
- 生命保険料控除の証明書
- 地震保険料控除の証明書
- 寄附金控除の証明書
- 勤労学生控除の証明書
- 住宅借入金等特別控除に係る借入金年末残高証明書(適用2年目以降のもの)
- 特定増改築等住宅借入金等特別控除(バリアフリー改修工事)に係る借入金年末残高証明書(適用2年目以降のもの)
- 特定増改築等住宅借入金等特別控除(省エネ改修工事等)に係る借入金年末残高証明書(適用2年目以降のもの)
- 特定増改築等住宅借入金等特別控除(多世帯同居改修工事)に係る借入金年末残高証明書(適用2年目以降のもの)
- 政党等寄附金特別控除の証明書
- 認定NPO法人寄附金特別控除の証明書
- 公益社団法人等寄附金特別控除の証明書
- 特定震災指定寄附金特別控除の証明書
- 給与所得、退職所得及び公的年金等の源泉徴収票
- オープン型の証券投資信託の収益の分配の支払通知書、配当等とみなされる金額の支払通知書、上場株式配当等の支払通知書
- 特定口座年間取引報告書
いやあ、
多い、多すぎる。
実にその数20種類以上。
個人の確定申告レベルでいうと、
- 医療費控除を証明する領収書
- 社会保険料控除(国民年金の支払い証明書など)
- 源泉徴収票
- 寄附金控除(ふるさと納税・大学寄付など)
とかをみておけばいいでしょう。
まあようは、
だいたい省略できる
のです。
添付書類は省略できても破棄NG
ただし、添付省略可能であっても、確定申告から「5年」は保存しなければなれません。
これから来るかもしれない税務職員の訪問に備える必要があるのですね。
もし、添付書類が保存されていないと、以前適用した税金控除が無効になり、余計に税金を払う悲劇が待っています。
添付しなかった書類は「5年間」保存すると心がけましょう。
保存方法はレシートや領収書と同様に、ジッパー付きの袋に分けて収納する方法をおすすめします。
e-Taxで省略できない添付書類はどんなもの?
それじゃあ、どんな書類がe-Taxで省略できないのでしょうか?
じつは確定申告に添付しなきゃいけない書類は、
けっこう多岐に及びます。
いうならば、
「省略できる添付書類以外」の書類はすべて添付しなければならない
と思っておいた方がいいでしょう。
詳しくはこちらのページを参考にしていただきたいのですが、例えば、個人の確定申告だと、
- 肉用牛の売却による所得の税額計算書
- エネルギー需給構造改革推進設備を取得した場合の所得税額の特別控除に関する明細書
- 探鉱準備金及び新鉱床探鉱費の特別控除に関する明細書
とかは省略できないようです。
ざっとみたところ「特殊な業種に関わる書類」は省略できないようですね。
だいたいすべての人が添付しなければならないメジャーな書類たちは省略可能ですのでご安心を。
もし、万が一、添付の必要な書類があった場合は、
「郵送」または「イメージデータ」で提出できます。
ただ、イメージデータで提出できる書類にも限りがあるようなのでチェックしてみてください。
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e-Taxデビューしたい方はよかったら手に取ってみてくださいね。
それでは!
Lin

おそらく、ブロガー。
今年でフリーランス 6年目。