e-Taxに関する税制改正が・・・!
先日、「フリーランスのための超簡単!青色申告」を読んでいたところ、
フリーランスのための超簡単!青色申告(2019-2020年度版)
度々、しつこく、
平成30年度の税制改正の話
が登場しました。それはズバリ、
e-Taxで確定申告すると節税効果があるよ
というすこぶるお得な情報だったのです。以下引用です。
平成30年度の税制改正により、2020年分の確定申告から特別控除額が55万円へ減額され、その分所得控除の基礎控除が10万円増額されます。ただし、電子申告を行うと65万円をキープできます。e-Taxを選択すると節税になります。
フリーランスのための超簡単!青色申告(2019-2020年度版)54ページより
「えっ、e-Taxに節税効果があるってマジか!?」
と思ってググってみたらマジでした。
こちらの国税庁の資料によると、
平成30年度税制改正での主な変更点は、次のとおりです。
◆改正1
個人の方の所得税について・青色申告特別控除額が変わります!(現行65万円⇒改正後55万円)・基礎控除額が変わります!(現行38万円⇒改正後48万円)
◆改正2
「(改正後)55万円の青色申告特別控除」の適用要件に加えて・e-Taxによる申告(電子申告)又は電子帳簿保存を行うと、引き続き65万円の青色申告特別控除が受けられます!
と書いてありましたからね。
「うっわ、e-Taxすげえな!真実かよ!」
と、去年度の確定申告でe-Taxデビューしていた僕は大喜び。
e-Taxで確定申告すると10万円控除が増える理由
さて、ここでいったん冷静になり「e-Taxに節税効果がある」ってどういうことでしょうか?
一旦整理してみます。
いつから節税できる?
じつはすぐすぐの話ではなく、
2020年度分の確定申告から適用される「新ルール」なのです。
ということは、
2021年2月15日〜3月15日
におこなわれる確定申告からe-Taxに節税効果が出てきます。
今は2020年なので、来年以降の話になりますね。
青色特別控除は65万円から55万円にダウン
これはe-Taxtしようがしまいが、関係ないことなのですが、
青色確定申告で受けられる「青色控除額」は減額になります。
65万円から55万円への「10万円ダウン」。

こっ、これはいてえ!
基礎控除10万円増える
万人に適応できる魔法の控除の「基礎控除」。
なんと増額です。
38万円から48万円の「10万円アップ」になりますね。

ってことで、青色控除が10万円減っても基礎控除が10万円増えるのでプラスマイナスゼロ。
税金控除の内訳は変わりますが、控除額全体は微動だにせず同じというわけ。

e-Taxなら青色控除の減額を阻止
さて、ここでe-Taxの登場です。
なんと、e-Taxで確定申告すると、
青色控除の減額を阻止できるのです。
具体的にいうと、
青色控除額はこれまで通り「65万円」受けられることになります。

e-Taxという確定申告の方法を選ぶだけで55万円に減額されないのですよ。
これはe-Taxっするしかないっすね!
e-Taxなら10万円控除が増える
ということで、結果的にe-Taxなら青色控除額分の10万円がついてきます。

このような控除増額策を使ってまでも、国側としてはe-Taxしてもらった方が安上がり。データ管理の手間が省けるんじゃないですかね。
今まで「ただ便利」だったe-Taxが、税制改正によって「お得な確定申告方法」に変貌したのです。
「え〜でもわたしデジタル弱いし〜〜」
というアナログ派の方もご安心ください。
昨年、物は試しとe-Taxデビューしてみましたが、案外ラク。
- マイナンバーカード
- ICカードリーダー
さえあればできるので、是非チャレンジしてみてくださいね。
e-Taxが気になってきた方は「e-Taxのメリット・デメリット」へどうぞ。
それでは!よい確定申告を
Lin

おそらく、ブロガー。
今年でフリーランス 6年目。