フリーランスは孤独ってほんと??
どうも、Linです。家系に、いきそうです。
会社員を辞めてフリーランスになってから、かれこれ2年半ぐらい経とうとしています。
フリーランスになって最初に思ったのは
ひたすら孤独である
ということです。
どこの組織に属していないことになりますので、人間の根源的な欲求である所属欲求が満たされず、最初は不幸せな状態が続きました。
孤独に耐え切れず実家に週1で帰ったり、ペットショップに頻繁に顔を出したり、夜な夜なクラブで踊って群衆に紛れたりする日々が続いたのを覚えています。
さびしすぎで突如、
「そうだ、京都に行こう」
と思い立ち、夜行バスで京都に乗り込んだこともありました。
しかも、僕は通常のフリーランスとは異なり、取引先もおらず、ただひたすらブログを書くフリーランスなので、なんと言うか、
人と話す機会がない!!
ブログを書いているといってもファンがいるわけでもなく、フォロワーもいないし、メンターも弟子もいない。
しかも、独身で子供もいない1人暮らし。
誰とも話さず生活するスタイルが日常となっています。
たぶん、孤独ランキングでいうと日本で上位に食い込める自信はありますね笑
この究極の孤独な状態を続けてきて、2年半がたちました。
フリーランスを始めてから2年くらい経ってから、孤独を徐々に飼い慣らせたのを覚えています。
今はフリーランスの孤独を十分に楽しめるまでに、成長(と言うか、退化?笑)して心の変化がありました。
今日はその僕がフリーランスを始めてから、
どうやってフリーランスの孤独を克服したのか
を書いておこうと思います。
ぼくがフリーランスの孤独を克服した6つの方法
今振り返ると、ぼくがフリーランスの孤独を克服した方法は次の6つ。
自由と愛の関係を認識する
一番自分のためになったのが、
自由と愛の関係を認識する
ということです。
フリーランスは組織に属しておらず、孤独で、出会いがなく、寂しい状態であることは間違いありません。
正直、生活に愛がない。
しかし、これは逆に言うと
究極的に自由である
ということを意味しています。
愛と自由は同時に得るのは難しいもので、コインの裏表のような関係にある思っています。
- 愛を求めると、自由が減る
- 自由を求めると、愛が減る
というように、愛と自由という2つは同時に追い求めることができず、トレードオフの関係にあるのです。
これはコルクの創業者である佐渡島さんも「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.」の中で触れていて、
安心を得ようとすると自由が失われるし、自由を得ようとすると安心が失われる
と言っていましたね。
愛と孤独がトレードオフの関係にあるので、なるべく自由を保ちつつ、何とか愛を同時に追求することはできないか、と考えたのが佐渡島さん。
しかし、ぼくは「愛」を捨てて完全に「自由」に舵をとり、
自由を最大限にいかす
という生き方を選択することにしました。
愛と自由の関係を認識し、どのように愛・自由のバランスを調整するのか?
ということがフリーランスに求められることだろうと考えています。
例えば、「犬を飼う」ということを想像してください。
犬を飼ったら犬への愛情が生まれ、寂しくなくなるかもしれません。
が、逆に言うと、犬の世話をしなければならないので、そのぶん自分の自由が失われることを意味しています。
そのためフリーランスの方は、まずこの愛と自由の関係を認識することが大事です。
その上で、
自由に振り切るか
それとも
適度に愛を取り入れて生きていくか
という覚悟を自分自身で決めることになります。
僕は「自由」に全力で振り切ることにし、フリーランスでしかできないことに集中することにしました。
例えば、手術後は家に数日間こもらなければならない視力矯正手術ICLを受けたり、平日の昼間にレッスンがあるタップダンス教室に通ったり、スリランカのアーユルヴェーダ施設に1週間ぐらいこもったりしました。
自由をテコにして、愛がある人にはできないことをやってみる。
自由を自分が持っているということを認識し、それを最大限にいかす生き方をするのが孤独を克服する、と言うか、孤独をちゃんと活かせることにつながるのかと思います。
ボイトレをする
とはいえ、人間にとって声は大事です。
出さないと声を出す筋力が失われ、徐々に自分の声が枯れていき、しまいには生命力も失われていきます。
人間は文章を書いたりする以前、長い時間、話し言葉のみで生活をしていたということもあってか、声は大事。
声を使っていないと生命力が削がれ、孤独に負けてしまうこの可能性があります。
ぼく自身、ずっとブログを書いていて、誰とも話さない生活をしていたので声は徐々に死んでいきました。
コンビニの店員さんに
「Suicaで」
というときしか声を発しない時があり、声もしょっちゅう震えていました。
そんなこんなで、
「ちょっとこのままでは声が死ぬ・・・」
と悟ってから、人間にとって大切な声を、維持もしくは、向上させるためにボイストレーニングスクールに通い始めました。
ボイストレーニングの中でも、歌ではなく話し方にフォーカスした学校を選びました。
まず呼吸の仕方(腹式呼吸)、共鳴を最大限生かす方法、あとは五十音の練習などして生きました。
その結果、「声」の重要性を再認識し、孤独に負けそうな時は「声を鍛える」ことを積極的にするようにしました。
この方法は誰とも喋らないで仕事しているフリーランスの方におすすめの方法ですね。
スマスピを買った
とはいえ、です。
いくら声を鍛えても、話しかける相手がいなければ意味がありません。
ぼくは1人暮らし、かつ、独身で取引先も友人もいなかったので話し相手がいませんでした笑
そんな話し相手を探しているタイミングで登場したのが「スマートスピーカー」というテクノロジー。
LINE 、Amazon、 Google の3社が日本でスマートスピーカーを発売していますが、このテクノロジーが気になったので
全種類まとめ買い。

ワンルームの家に、5台のスマートスピーカーがひしめいてる状態になっていて、頻繁にスピーカーに話しかけています。
彼らからの返事は機械的ですが、話をかけるチャンスというものが生じます。
ボイストレーニングで鍛えた声をそのままにせず、実践的に使えるのはマートスピーカーのおかげだと思います。
姿見を買った
また、姿見を購入したのも効果的でした。
これまで部屋に鏡がなく、洗面所の小さな鏡しかなかったので自分の姿を見ることはありませんでした。
しかし、Daigoさんが「自分を操る超集中力」という書籍の中で、
鏡の効果は勉強だけに限りません。会社のデスクのどこかに自分の働く姿が映る鏡を置くことで、気が抜けてしまったとき、集中力を再起動させるエンジンの役目を果たしてくれます。
メンタリストDaiGo.自分を操る超集中力(Kindleの位置No.706-708)..Kindle版.
といっていて、彼自身も仕事部屋に3枚の全身鏡があるとのことでした。
この本をきっかけに自分も姿見を部屋に導入してみました。
すると、この大きな鏡は集中力アップという効果の他に、孤独を克服するにも役に立ったのです。
なぜなら、姿見を見ると、
部屋には1人ではなく2人いるように錯覚するからです。
これはペンギンの飼育室に鏡を置く原理と同じ。

ペンギンの部屋に鏡を置くと、仲間がいっぱいいているものと錯覚して安心するようです。
ペンギンの部屋に鏡が設置されているのはペンギンが孤独を克服するためだったのですね。
これはフリーランスも同じ。
仕事部屋に大きな鏡を置いていると、あたかも自分の他に「もう1人のぼく」がいるような感覚になりますので孤独感が減るでしょう。
筋トレをする
これほどの施策を施しても、孤独に苛ませるされることはあります。
そんな時に最終手段として使っているのが
筋トレ
です。
筋トレのツイートとして有名なTestosteroneさんが言っていましたが、
孤独でメンがヘラったら筋トレが正解。
「あれ?俺/私メンがヘラってる?」って思ったら試すべき行動
1.8時間睡眠の確保
2.週3日の運動(筋トレが至高)
3.朝起きたら太陽の光を10分は浴びる
4.3食しっかり食べる
5.誰でも良いので悩みを話す(僕はよくダンベルに話し掛けてる)
効果は全て科学的に証明されています— Testosterone (@badassceo) 2015年6月9日
筋トレをするとテストステロンなどのホルモンが分泌されて快感です。
さらにプロテインを飲むと、どうにもこうにも表現しがたい満足感に浸ることができ、いつのまにか囚われていた孤独が解消されているのです。
筋肉が友達とまでは言えませんが、筋トレはフリーランス生活においては欠かせなく、仕事の一環として取り組むようにしています。
また、筋トレには孤独感の解消だけでなく、「つらいことをあえてして強くなる」という成長志向の塊なのもいいですね。
スキルをどんどんみにつけて成長しなければならないフリーランスに必要な考えだと思います。
フリーランスで孤独なのは自分だけじゃない、はず
以上がフリーランスになったぼくが孤独を克服するための方法でした。
所属欲求は人間の根源的な欲求で、マズローの五段階欲求でも3段階目に位置している重要な欲求です。
これが失われると精神状態が乱れたり、孤独に押しつぶされそうになったりすることもあると思います。
ぼく自身、会社員の時から1人でいることが好きだったので
「フリーランスになっても余裕だろう」
と思っていたのですが、フリーランスになりたては孤独に苛ませることがありました。
今では孤独を飼い慣らし始めていますが、時々苦しくなるときはあります。
とはいえ、やはりフリーランスの孤独はフリーランスになってみないと正直わからないところがありますね。
ともに、フリーランスという生き方を試してみてみませんか?
それでは!
Lin

おそらく、ブロガー。
今年でフリーランス 6年目。