Google Analyticsのデータをスプレッドシートに取得したいんだけど
どうも、Linです。隅、占拠してます。
Web サイトのアクセス数を把握するために便利なGoogle Analytics。
ある一定期間のアクセスを確認するため、手作業でデータをスプレッドシートにコピー&ペーストをしていませんか?
はい、まさに僕がそうでした笑
月初になると、先月のアクセス状況を月単位で振り返るために、わざわざ アナリティクスの画面からデータをコピー&ペーストしてアホのように貼り付けていたのです。
が、2019年は心機一転生まれ変わることを決意しました。
このオペレーショナルな作業を一切しないために、
Google アナリティクスのデータを自動でスプレッドシートに取得する方法
を探してみたのです。
すると、神の力も相まって、こちらの素晴らしい記事に遭遇↓
どうやら、
スプレッドシートのアドオン機能を使えばGoogle Analyticsのデータをスプレッドシートに自動で取得できる
みたいだったのです。
今日は数時間にも及ぶ格闘の末、この方法をマスターしたので忘れないうちにメモしておきます。
Google Analyticsのデータをスプレッドシートに自動で取得する方法
Google Analyticsのデータをスプレッドシートに自動で取得したい時は次のステップを踏むといいでしょうね。
Step1. スプレッドシートを作成する
まずは アナリティクスのデータを取得するためのスプレッドシートを作成します。
今回は「Google Analytics 練習」というタイトルにしてみました。

Step2. アドオンを取得
アドオンを取得していきます。
アドオンとは、拡張機能のようなもので、スプレッドシートに自分で追加できる機能のことみたいですね。
今回はGoogle Analyticsのアドオンを追加していきますよ。
スプレッドシートのメニューから
ツール>アドオン取得
と進んで、

その中から
Google Analytics
を選択してください。

すると、追加(無料)と出てきますので、追加しちゃいましょう。

これでアナリティクスのデータをスプレッドシートに取得する準備ができました。
Step3. レポート作成
Google Analytics から取得したいデータを指定してあげましょう。
Google Analyticsのアドオンを使うと、「レポート」という単位でデータを呼び寄せられるようになっています。
1つのレポートに対して1つのViewデータを取得できることになりますよ。
ってことで、早速レポートを作成していきましょう。
スプレッドシートのメニューから
アドオン> Google Analytics
と進むと、「Create new report」というコマンドが出てくるはずです。

そちらをクリックすると、右側にウィンドウが出現し、ここでレポートの詳細設定していくことになりますよ。

具体的にどういう項目を入力するかというと、
- Name
- Select a View
- Choose a configuration option
の3つ。
まずはNameですが、レポートにつける名前なので自由に設定していいでしょう。
今回は「毎日の PV数」を取得したかったので「Daily-PV」とでもしておきましょうか。

Select a viewでは、データを取得したい Google Analytics のビューを選択していきます。
Google Analyticsの構造は、
アカウント>プロパティ>ビュー
となっていましたよね?
ここではデータを取得するビューを指定するために、アカウント、プロパティ、ビューの3項目を指定していくことになります。

最後はどのようにデータを取得するのか?を「Choose a configuration option」で設定していきますよ。

まずMetricsですが、これは
Google Analytics からどの値を引っ張ってくるか
を指定していきます。
例えば
- PageView
- User
- Bounce Rate(直帰率)
などのGoogle Analytics で普段確認している指標になりますね。
また、Dimensionsでは、
どういう区切り・単位でデータを集計していくか?
を指定していきます。
例えば、日ごとのデータを集計したかったら「Date」に、月ごとだったら「Month of Year」になるわけです。
最後のSegmentsは、
どんなトラフィックのデータを集計するか?
を決めるところです。

例えば、このセグメントを使えば、
- リターンユーザーのみ
- 新規ユーザーのみ
- 検索流入ユーザーのみ
とデータを絞ることができます。
こちらは必須の項目ではないので、空欄にしておくと「すべてのユーザー」に対してデータを集めることができます。
ここまでの設定が終わり「Create Report」をクリックしてやると、
Report Configuration
というシートが誕生します。

このシートでさらにレポートの細かい設定ができるようになっているのですね。
Step4. データを取得する日付を指定する
後はデータの取得期間を設定していきます。
先ほど誕生した「Report Configuration」というシートの
- Start Date
- End Date
という2つのセルに注目してください。

ここはお察しの通り、「Start Date」はデータの取得開始日、「End Date」はデータの取得の最後の日になります。
つまり、
Start DateからEnd Dateまでのデータを取得してくれ
ってことになるのです。
デフォルトでは
- Start Date:30daysAgo
- End Date:yesterday
になっていて「30日前から昨日まで」という期間でデータを取得してくれます。
Step5. レポート実行
ここまでの設定が終わりましたら、後はレポートを実行するだけです。
スプレッドシートのメニューから
アドオン> Google Analytics
と進んで、今回は「Run reports」を選択しましょう。

すると、レポート名のシートが生まれ、自動的にスプレッドシートにデータが記載されていくことになります。
今回は「Daily-PV」 というレポート名でしたので、「Daily-PV」 というシートが誕生し、日ごとのPV数が昨日から過去30日間のデータが取得されることになります。

Step6. スケジュール設定
この時点ですでにGoogle Analytics のデータをスプレッドシートに取得できています。
が、なんと、Google Analyticsのアドオンを使えば
スケジュールを組んで自動でGoogle Analyticsのデータを取得できるようになります。
寝ている間に自動的にデータをスプレッドシートに記録してもらえるのですね。
メニューから
アドオン>Google Analytics >Schedule reports
と進み、

Enable reports to run automatically.
にチェックを入れると、

「頻度」と「レポートを実行する時間帯」の選択肢が出てくると思います。

ここで例えば、
- every week
- Monday
- 4am- 5am
と設定してやれば、
毎週月曜日の4~5amにレポート実行します
と設定できるわけですね。
自動でGoogle Analytics のデータを取得してもらえるので、わざわざレポートを実行する手間すら省けます。
僕が Google Analytics のデータをスプレッドシートに取得した方法
以上がアナリティクスのデータをスプレッドシートに自動で取得する方法でした。
最後に僕がどのようにこの機能を使ったのか書いておきましょう。
僕は月初になると、先月のアクセス数を振り返るため、各サイトの
- PV 数
- ユーザー数
- PV / ユーザー数
- 直帰率
などをスプレッドシートに記録しておりました。
が、しかし、もちろんこれまでは完全に手作業。
毎月死にそうになっていたのですが、今年は生まれ変わってスプレッドシートのアドオンを使って自動ですることにしました。
そのため、今回設定した項目は次の通りになります↓
Metrics | PageView, User, PV/User, Bounce Rate |
---|---|
Dimension | year of Month |
Start Date | 先月の月初 [ =EOMONTH(TODAY(), -2) + 1] |
End Date | 先月の月末[ =EOMONTH(TODAY(), -1) ] |
Schedule | every month, 1st, 4am-5am |

一番難しかったのがデータ取得の期間設定ですね。
- 先月の1日
- 先月の月末
を数式で表現せねばならず、格闘すること2時間。
ようやくEOMONTH関数で表現できるようになりました。
EOMONTH関数とは、
第1引数に指定した日付の月を基準に、何ヶ月足した、もしくは引いた月末の日にちを取得するもの
なのです。
「先月の月初の日付」を表すには、
先々月の月末+1日
と表せばいいので「EOMONTH(TODAY(), -2) + 1」。
先月の月末はそのまま第二引数を-1にしておけば先月になるので、「EOMONTH(TODAY(), -1) 」となりました。
スケジュールは月初で先月のGoogle Analyticsのデータを取得したかったので、
- 頻度:every month
- 日付:1st
- 時間帯:4~5am
に設定しました。
これならば月初で先月のデータを自動で取得してくれますので、わざわざ Google アナリティクスのデータをコピーアンドペーストしなくて済みそうです。
2019年はこれまでやっていたオペレーショナルなだるい作業をどんどんテクノロジーを使って自動化していきたいと思います。
よかったらAdsenseのデータをスプレッドシートに自動取得する方法も読んでみてくださいね。
それでは!
Lin

おそらく、ブロガー。現在ホテル暮らしで全国フラフラしています。
ネット広告代理店に1年3ヶ月勤め上げ、独立をして丸4年が経ちました。今年でフリーランス 5年目。
質問・ご意見・相談があればLINEで受け付けていますのでお気軽にどうぞ 。
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