Illustrator(イラレ)で数式を入力する方法は??
Adobe Illustratorでやりたかったのは「分数を含む数式の入力」。
WordPressでは「Simple MathJax」で数式を美しく表示できました。
ただ、記事中の「図」や「グラフ」にも、数式を挿入したいことが多々あり、
「Illustratorでも数式を入力できないかな・・・・!」
と思い調べてみました。
すると、Illustratorでは次の2つの方法で分数を表記できると気づいたのです。
OpenType パネルを使う
まずはOpenType パネルですね。
これは異体字の使用条件を決定できるパネル。
「異体字」とは、同じ意味・読み方を持つけど字体が異なる字のこと。
例えば、「榮」と「栄」のように「同じ意味を持つ漢字だけど表記が異なる字」ってありますよね。
その異体字を調整できるのが「OpenTypeパネル」なのです。
それでは、どこにOpenTypeパネルが隠されているのでしょうか?
ウインドウズ>書式>OpenType
と進むと、OpenTypeパネルが出てくるでしょう。

パネルが出てきたら、
スラッシュを用いた分数
をチェック。1/2とかかれたボタンですね。

こちらをオンにすると「スラッシュ」を「分数の棒」として表記できるのです。
が、しかし、これでも完璧な「分数の棒」になりません。
棒が斜めですから。
字形パネルを使う
続いては「字形パネル」。
特殊な字形を挿入する時に使うパネルです。
こいつを駆使すれば、分数を丸ごと挿入できると判明。
字形パネルも同様、
ウインドウズ>書式>字形
で出てきますよ。

そして、「表示」を「分数」にします。

すると、いくつかIllustratorで表示できる分数が出てきますね。
しかし、これだと分数の棒は真っ直ぐになりましたが、分子と分母がいじれない問題が発生!

運良く表示したい分数が一覧にあればいいですけどね。
それ以外の分数を表記したい場合、この方法は使えません。
く、クソが!!
Illustrator では数式を画像化するべし
たどり着いたのはこちらの方法です。
なんと、
数式を「画像」でイラレに挿入する荒技。
「latex2png」というサイトで数式をPNGの画像に変換します。
数式の表記はWordPressと同じく、LaTexの数式コマンドを使います。
意味 | 表記 | 表示 |
---|---|---|
分数 | \frac{分子}{分母} | $\frac{分子}{分母}$ |
乗数 | 2^3 | $2^3$ |
平方根 | \sqrt{ 2 } | $\sqrt{ 2 }$ |
合同 | a \equiv b | $a \equiv b$ |
連立方程式 | ![]() |
\begin{eqnarray} \left\{ \begin{array}{l} x + y = 10 \\ 2x + 4y = 32 \end{array} \right.\end{eqnarray} |
対数 | \log x | $\log x$ |
sin | \sin x | $\sin x$ |
cos | \cos x | $\cos x$ |
tan | \tan x | $\tan x$ |
行列 | ![]() |
\begin{pmatrix} a & b \\ c & d \end{pmatrix} |
分数の場合はこれですね。
\frac{分子}{分母}
数式を画像ファイルで出力し、それをコピー。
最後にIllustratorでペーストするのが早いと気づいたのです。

これなら分数以外の複雑な数式も挿入できそうです。

数式に色を付けたい場合は、画像出力する前に「Color」を変更しましょう。
それでは!
Lin
【参考記事】

おそらく、ブロガー。現在ホテル暮らしで全国フラフラしています。
ネット広告代理店に1年3ヶ月勤め上げ、独立をして丸4年が経ちました。今年でフリーランス 5年目。
質問・ご意見・相談があればLINEで受け付けていますのでお気軽にどうぞ 。
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