iPad ProをMacのデュアルディスプレイとして使えないかな?
iPad Proを持っている方ならば、誰しも1度は思うことがあります。
iPad Pro 12.9インチ 第4世代 Wi-Fi 128GB 2020年春モデル
それは、
iPad Proを「Macのディアルディスプレイ」として使えないだろうか?
ということ。
「モニター代わり」としてiPad Proを活用する方法ですね。
昨今のiPad Proはすこぶる大きく、大型の12.9インチの場合、
縦21.5 cm 横 28 cm
ありますから、十分にデュアルディスプレイとして使えます。
そんな夢のような「iPad ProをMacのデュアルディスプレイとして使う方法」を調べてみました。

すると・・・・・ありましたありました!!
なんと、
Apple純正の「Sidecar機能」を使えば、iPad ProをMacのデュアルディスプレイとして使えるのです。
無線で接続できるため、特別なケーブルは必要ありません。
- iPad Pro
- Mac
さえあればいいのです。
今日はこの方法を紹介します。
Sidecarを使うための条件
しかしながら、すべてのiPad ProとMacでSidecarが使えるわけではありません。
次の条件を満たしたデバイスではないとSidecarは使えないのです。
システム要件
まず、システム要件です。
iPad ProとMacともに、次の条件を満たさないといけません。
アップル公式ページによると、次のように書いてあります。
まずiPad Proは、
iPadOS13以上
で、次の機種が対応しています。
iPad Pro (全モデル)
iPad (第 6 世代) 以降
iPad mini (第 5 世代)
iPad Air (第 3 世代)
そしてMacは、
macOS Catalina
に対応していないといけず、次のデバイスを使っている必要があります。
MacBook Pro (2016 年以降に発売されたモデル)
MacBook (2016 年以降に発売されたモデル)
MacBook Air (2018 年以降に発売されたモデル)
iMac (2017 年以降に発売されたモデル、および iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015))
iMac Pro
Mac mini (2018 年以降に発売されたモデル)
Mac Pro (2019 年に発売されたモデル)
その他の諸々の条件
あとは細かい条件がちらほら。
下記のすべての条件を満たさないといけません。
- 同一のアップルIDをiPad ProとMacで使っている
- iPad ProとMacの距離が10m以内
- Bluetooth、Wi-Fi、Handoff機能がMacBookとiPad Proでそれぞれ有効になっている
- iPadとMacでデータ通信・インターネット接続を共有していない
上の条件をすべて満たさないと、Sidecarを使えないので確認してみましょう。
iPad ProをMacのディアルディスプレイとして活用する方法
以上の条件を満たした上、いよいよiPad ProをMacのデュアルモニターとして使っていきます。
iPad ProとMacを近づける
まずはiPad ProとMacを近づけましょう、
Sidecarの利用条件に書いてあった通り、
両者を10m 以内に設置しないといけません。
iMacの左か右にiPad Proを設置してやりましょう。

僕はiPad Pro用Magic Keyboardを持っていたので、そちらでiPad Proを横向きに設置。
ノートパソコンのようにiPad Proを配備しました。
これでiPad Proをディアルディスプレイとして使う準備は完了です。
両者の電源をオンに
次はiPad ProとMacの電源をオンにしましょう。

どちらかがOFFだと接続が切れるのでご注意ください。
AirPlayでMacをiPad Proに接続する
Macの上メニューから「長方形」をクリック。
これは「AirPlay」という機能で、デュアルモニターとして使うiPad Proを選びます。

たったこれだけで、設定完了。

iPad Proに「なにかしらの映像」が映し出されたことでしょう。
微調整
あとは細かい微調整ですね。
ディスプレイの配置
まずやっておきたいのがディスプレイの配置設定。
iPad Proのモニターをどこに配置するか問題です。
つまり、
- Macの左側に設置するのか?
- 右側に設置するのか?
という「配置」を決定できるのです。
左側に設定すれば、Macの左画面から出た要素をiPad Proで表示できます。
右側に設定すると、Macの右側からはみ出した分を、iPad Proに表示できるでしょう。
デフォルトでは配置が右側です。
もし、Macの左側にiPad Proを配備した方は、配置を「左側」にすると、より自然に使いやすくなるでしょう。
もちろん、上下にもモニターを配置できますよ。
配置の設定方法は簡単で、上メニューの「ディスプレイ環境設定」から

「配置」へ進んで、ドラッグ&ドロップでディスプレイの位置を移動させるだけ。

ミラーリングもできる
Sidecarでは、ミラーリングもできます。
つまり、MacとiPadで同じ内容を見せることも可能なのです。

上メニューから
内蔵Retinaディスプレイをミラーリング
を選ぶといいでしょう。

iPad Proを通し、Macの画面を見せて説明するシーンでも活躍します。
サイドバーを表示する
iPad Proのディスプレイにサイドバーを表示・非表示できます。

ここでいう「サイドバー」とは、iPad Proの画面のこいつ↓

各アイコンの意味はこちらの表を参考にしてみてください。

https://support.apple.com/ja-jp/HT210380より
もちろん、非表示も可能です。
サイドバーの表示位置
そして、サイドバーの表示位置も調整できます。
上のメニューから「サイドバーの環境設定を開く」へ進んで、

タブで「左側に表示」か「右側に表示」を選べばいいんですね。

Touch Barを表示する
Sidecarでは、iPad ProにTouch Barを表示できます。
上メニューの「Touch Barを表示」から設定可能。
試しにチャレンジしてみたところ・・・・・
「Touch Barを表示する」にしてもTouch Barが出てこない!
ちょっとこれはよく分かりません笑
判明したら記事を更新します。
Apple Pencilをマウスとして使う
そして、Apple Pencilを持っている方に朗報です。
Apple Pencilでマウス操作が可能になるのです。
Sidecar設定から
Apple Pencilでダブルクリックを有効にする
にチェックを入れておきましょう。

すると、iPad Proの画面をペンで2度突いたら「ダブルクリック」の操作ができるようになります。
もちろん、ペンで長くついて、そのまま引き延ばせば「ドラッグ&ドロップ」も可能です。
さあ、SidecarでiPad ProをMacのデュアルモニターにしてみよう
以上です。
いやーすごいっす、Sidecar、最強です。
iPad ProをMacのデュアルディスプレイとして使えてしまうとは。。
しかも、両者を「無線で」接続できるので、有線ケーブルを別途用意する必要はありません。
「無料で」使える機能なので、有料ソフトを購入するコストすらかからないのです。
ただし、iPad Proへの充電をお忘れなく。
モニターとして使っている間、常時iPad Proのディスプレイがオンになります。
それだけ電池の消耗も激しいですからね。
iPad ProとMacを保持している方はぜひ試してみてください。
iPad Pro 12.9インチ 第4世代 Wi-Fi 128GB 2020年春モデル
それでは!
Lin

おそらく、ブロガー。
今年でフリーランス 6年目。