国民年金の保険料の支払い額はどう計算してるの??
どうも、Linです。レモン注入してます。
先日、長らく放置していた国民年金の保険料の支払いをペイジーで済ませてきました。
ただ、待ってください。
いや、払ってから今更ですが、
国民年金の保険料の支払い額はどういう計算で決まっているのでしょうか??
フリーランスとして働き始めてから一年が経ちますが、国民年金に関心がないまま過ごしてきてしまったので、国民年金の算出方法を知らないままだったのです。
「これはいかん・・・・騙されてるかもしれん・・・・・」
そう思い立ち、国民年金の支払い金額の計算式を調べてみたのです。
国民年金の保険料の支払い額を決める計算式
こちらの日本年金機構のページによると、国民年金の毎月の支払い額は次の計算式になるようです。
(平成16年度に決定した保険料額)x(保険料改定率)

ナンノコッチャわからない用語が出てきたので、一つ一つ分解してみましょう。
平成16年度に決定した保険料金額
まずは計算式に出てくる、
平成16年度に決定した保険料金額
について。
平成16年といえば、ぼくがまだ中学生ぐらいの時の2004年のことですが、どうやらその当時に、
将来2017年までの毎月の国民年金の保険料金額
が決められていたのです。
詳しくはこちらの「平成16年度の年金制度の改正のポイント」をご覧ください。
しかも、
毎年月々の支払額を2017年度まで280円ずつ値上げしていく
という方針をとっていたらしいのです。
その2004年に定めてしまった、2017年までの国民年金の保険料はこちらになります(国民年金機構のページより)。
平成16年の制度改正で決められた 平成17年度以降の保険料額 |
平成17年 | 平成18年 | 平成19年 | 平成20年 | 平成21年 | 平成22年 | 平成23年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
13,580 | 13,860 | 14,140 | 14,420 | 14,700 | 14,980 | 15,260 | |
平成24年 | 平成25年 | 平成26年 | 平成27年 | 平成28年 | 平成29年度以降 | ||
15,540 | 15,820 | 16,100 | 16,380 | 16,660 | 16,900円 |
確かに280円ずつ上がってる!!笑
毎月280円ということなので、1年の保険料で換算してみると、
毎年3,360円ずつ年間の国民年金保険料が上がってることになります。
く、くそ!
ただ、年金制度改正パンフによると、保険料の値上げは2017年度で終了。
それ以後は、16,900円の保険料で一定にすると豪語しています。

頼むぜ?
保険料改定率
続いては、その2004年に決まってしまった国民年金の保険料にかけるのが、
保険料改定率
という割合です。
こちらは次の計算式で表されます。
(前年度の保険料改定率)×(物価変動率)×(物価変動率)

つまり、平成16年度に想定した保険料の金額の価値を、物価の変動や、賃金の変動率に合わせて調整しようというわけです。
平成17年度以降の保険料改定率は次の表になります(国民年金機構より)。
前年度 改定率 |
物価 変動率 |
実質賃金 変動率 |
保険料 改定率 |
|
---|---|---|---|---|
17年度 | – | – | – | 1.000 |
18年度 | 1.000 | 1.000 | – | 1.000 |
19年度 | 1.000 | 0.997 | – | 0.997 |
20年度 | 0.997 | 1.003 | 0.999 | 0.999 |
21年度 | 0.999 | 1.000 | 0.998 | 0.997 |
22年度 | 0.997 | 1.014 | 0.997 | 1.008 |
23年度 | 1.008 | 0.986 | 0.990 | 0.984 |
24年度 | 0.984 | 0.993 | 0.987 | 0.964 |
25年度 | 0.964 | 0.997 | 0.989 | 0.951 |
26年度 | 0.951 | 1.000 | 0.996 | 0.947 |
27年度 | 0.947 | 1.004 | 1.001 | 0.952 |
28年度 | 0.952 | 1.027 | 0.998 | 0.976 |
29年度 | 0.976 | 1.008 | 0.992 | 0.976 |
30年度~ |
だいたい0.95~1.00ぐらいを推移していますね。
割合で示すと大差ないように見えますが、これを毎月の金額に落としてみると、1,000円弱の違いがある年度もありました。
保険料改定率もバカにできないですね。
結論:国民年金の保険料の支払い額は平成16年にすでに決まっていた
以上が国民年金の支払いの計算式でした。
結論、
平成16年の年金制度改正で、ほんとど保険料の額が決まってしまっていた
ということです笑
国民年金の支払い金額は年収や世帯の人数、配偶者の有無などは関係ないので、ある意味公平な保険制度といってもいいでしょう。
国民年金の支払いを済ませたタイミングで、計算式を勉強できたのは良かったです。
次回は国民健康保険の支払いの計算式を調べてみます。
それでは!
Lin

おそらく、ブロガー。現在ホテル暮らしで全国フラフラしています。
ネット広告代理店に1年3ヶ月勤め上げ、独立をして丸4年が経ちました。今年でフリーランス 5年目。
質問・ご意見・相談があればLINEで受け付けていますのでお気軽にどうぞ 。
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