紅白歌合戦の良さは日本を離れるとわかる
フリーランスが払う税金の中でも重いのが「住民税」。
なにせ、
課税所得の10パーセント持っていかれますからね。
できれば払いたくないところですが「合法的に払わずに済む方法」が1つ存在しています。
それは、
日本の非居住者になる
という選択肢。
住民税のルールでは、
1月1日に住民票を入れていた市区町村、都道府県に昨年分の住民税を翌年6月以降に払う
という決まりになっています。
したがって、
「住民票が日本にない状態」で正月を迎えれば、翌年の住民税は支払わなくて良いのですね。
僕はこの「住民税トリック」に気付き、今年から1月1日に非居住者になってみたのですが、この取り組みには1つだけ問題がありました。
それは、
大晦日を海外で過ごさなければならない
ということ。
つまり、これが意味するのは、
紅白歌合戦を見ながら年越しできない
ということです。
とはいえ、日本の居住者だった頃、僕は紅白歌合戦が好きではありませんでした。
天邪鬼なので興味がないふりをしてクールぶって真剣に見たことはない野郎です。
しかし、正月を日本の非居住者で迎えるため、中国で大晦日を過ごしてみたところ、
ものすごい孤独
を感じてしまったのです。
追い討ちをかけたのが中国の正月事情。
中国では太陽暦の正月(1月1日)など関係ないですから、誰も大晦日にワクワクしていないですし、祝ってもないですし、大掃除もしていません。
この「大晦日の孤独」を打ち消すため、大晦日当日にオンラインで紅白歌合戦を鑑賞できる方法を模索してみましたが、全く見当たりませんでした。
紅白歌合戦のオンライン配信はされていませんでしたし、紅白歌合戦の公式ホームページのハイライト映像は、なぜか国外からのアクセスをブロックしていたのです。

この映像は日本国内のみで視聴可能です
というエラーがでしまうではありませんか。
VPNサービスでIPアドレスを日本に変更してみても全く効果がなかったのです。
NHK紅白歌合戦を海外から視聴するたった1つの方法
「おいおい、それほどまでして海外勢をブロックしたいかよ・・・・」
と寂しさよりも、なんでしょう、憤りを感じざるを得ませんでした。
そこで「海外で紅白歌合戦を鑑賞する方法」を調べてみると、1つだけ方法が残されていたようだったのです。
それは、
NHKワールド・プレミアムが視聴できるホテルに宿泊する
という方法。
NHKワールド・プレミアムとは、こちらの公式ホームページによると
「NHKワールド・プレミアム」は、海外在住または旅行中の日本人向け日本語チャンネルです。NHKの国内テレビ4波(総合テレビ、Eテレ、BS1、BSプレミアム)から選んだ、ニュース・情報番組、ドラマ、音楽番組、子ども番組、スポーツ中継など、幅広い分野の番組を24時間編成しています。世界の100以上の国・地域の約2,000万世帯で視聴できます。
だそうです。
そして、このNHKワールド・プレミアムを視聴できるホテルは海外に数多く存在していました。
こちらから「NHKワールド・プレミアム対応のホテル」を検索できるのですが、特にアジア圏には多いようですね。
例えば、中国の上海では
147のホテル
がNHKワールド・プレミアムに対応しているようでした。

「海外在住の日本人向け」という用途だけではなく、「紅白歌合戦を見たい外国人」にも活用されているようでした。
海外から紅白歌合戦を観戦する方法が制限されているので仕方ないですね。
いやー、まさかこんなに大晦日に紅白歌合戦を見たくなるとは思いませんでした。
正月を非居住者として迎えるためには、
「大晦日を海外で過ごす孤独」にも打ち克つ必要が出てくると身を以て体験しました。
今回の経験もあり、次回に「非居住者」として大晦日を過ごす時があれば、事前にNHKワールド・プレミアム対応のホテルをサーチしておこうと思った次第です。
それでは!
Lin

おそらく、ブロガー。
今年でフリーランス 6年目。