テックキャンプ iPhone アプリ開発コースに4ヶ月通ってみた体験談
どうも、Linです。喉、絞ってます。
リアルの教室でプログラミングを勉強できるTECH::CAMP。
これまでRails、 Unity、 Python などをテックキャンプで勉強させてもらいました。
この度は2018年2月から新設されたiPhone アプリ開発コースでふたたび勉強させてもらったので、その体験談を忘れないうちに書き留めておこうと思います 。
テックキャンプの iPhone アプリコースの体験談の概要
まずTECH::CAMPのiPhoneアプリ開発コースでの体験談の概要から。
勉強期間
2018年2月16日から6月19日まで、
合計4ヶ月
テックキャンプの iPhone アプリコースで勉強をさせてもらいました。
1か月当たり13,824円かかるので今回の勉強費用はそれをかける4して、
55,296円(税込)
かかりましたね(結構高いな笑)。
>>詳しくは「TECH::CAMPの料金について」へ
今まで各コースをスパッと1ヶ月で終えてきましたが、このiPhone コースでは大苦戦。
難しくて心を何度も折られましたし、さらにコンテンツの内容がボリューミーだったため、めちゃくちゃ時間がかかりました。
骨を折られ続けて粉々になりながら、4ヶ月でやっとカリキュラムを終わることができたのです。
勉強量
4ヶ月間でiPhone アプリコースのカリキュラムを3周しました。
3周と言っても、まるまる3回読みこなしたわけではなく、iPhone アプリ開発コースの応用技は1回しか読みませんでした。
難しすぎて応用どころではなかったので、2回目以降はSwift基礎のオプショナル型変数から読み始め、実践アプリ開発のTodoアプリ制作までを繰り返し読むことに専念したのです。悔いはありません。
>>詳しくは「TECH::CAMPのiPhoneコースで学べること」へ
勉強のスタイル
テックキャンプの勉強のスタイルは、
リアル学校に通いそこにいるメンターに質問する
なのですが 、iPhone アプリ開発コースに関しては渋谷校のみしか対応していないというのが現状。
そのため、ぼくはどの学校にも通わず、自宅でひっそりオンライン学習していました。
わからないところの質問はチャット形式のオンラインでさせてもらったのです。
質問はどれくらいしたのか
質問は全部で5回しました。
iPhone アプリの質問は渋谷校のみだったのでオンラインでの質問になりました。
iPhoneアプリコースのオンラインの質問は、
全日13:00~22:00
の間で受け付けていましたね。
質問内容は、
- なぜこの変数はオプショナル型なのか?
- なぜ変数をvarではなくletで宣言することが多いのか?
など iPhone アプリ開発初心者として浮かんできた疑問をぶつけてみました。
メンターはだいたい30分以内にオンラインで返信をしてくれましたので良かったと思います。
ただカリキュラムを進めるにつれて、
何を質問したらいいのか分からない
というレベルになってきて、徐々に質問数が減っていきましたね笑
4ヶ月にも及ぶキャンプ iPhone アプリ開発コースの体験談
以上が概要でしたが、詳細についても書いておこうと思います。
TECH::CAMPで勉強する際は日記のようなものを書き留めていたので、
「TECH::CAMPで勉強する中でどのような心境の変化があったのか??」
また、
「どのタイミングでどこのカリキュラムを読み始めたのか??」
を振り返っていきます。
Swift基礎終了(2月16日〜20日:合計勉強時間 3時間半)
勉強開始から3時間半でSwiftの基礎を終了しました。
条件分岐、繰り返し、クラス・インスタンスに関しては楽勝。
Ruby、C#、Pythonなど他のプログラミング言語でのカリキュラムで学んでいたからですね。
ただ、Swift特有のオプショナル型変数がむずすぎて死亡。
日記では、
Optionalで死亡。むずくてこんがらがっているので次回復習してから前に進みたい
と呟いていました。
iPhoneアプリ開発基礎(2月22日〜23日:合計勉強時間 5時間半)
続いて iPhone アプリ開発の基礎を学んでいきました。
具体的には、Interface Builderという視覚的にアプリ開発をできるツールの操作方法、あとはデザインのAutoLayoutについて学んでいきました。
Interface Builderは視覚的に理解できるのでわかりやすかったのですが、AutoLayoutは難しかったです。
1回読んだだけでは理解できず、見事にAutoLayout恐怖症に。。
日記には、
AutoLayoutクソムズイ。よくわからんが多分実践を通して学んでいくものだと思っている
と綴っていました。
ただ、 iPhone アプリコースは、そんなAutoLayout恐怖症の方が出現することを見込んでか、
具体的なAutoLayout問題演習
を設けてくれていました。
問題に取り組むことでAutoLayoutに徐々に慣れていけたのがよかったですね。
基本部品の使い方(2月26日〜3月1日:合計勉強時間 10時間半)
次は基本部品の使い方ですね。
例えば、
- ラベル
- ボタン
- テキスト
- イメージビュー
などなど。
テキストがすこぶるわかりやすかったのと、操作方法がUnityと似ていたのでスムーズに読み進めることができましたね。
日記を見返して見ても、
いけるいける、やれるやれる
という前向きな言葉が目立ちます。
ScrollView(3月2日〜5日:合計勉強時間 13時間)
次はScrollViewです。
ScrollViewとは、ディスプレイに収まりきらない画像を表示させる手法のこと。
iPhone アプリコースでは、このスクロールビューを使って犬・猫の画像を表示させるという実践的なアプリを作っていました。
しかし、慣れないScrollViewの扱いがわからず、
ScrollViewの犬まで。猫で死亡。
クソむずくて体力尽きる笑
と弱音を吐いていました。
プチ応用技(3月6日〜9日:合計勉強時間 16時間)
ScrollViewの後は Web View、Table Viewを勉強していきます。いわれるプチ応用技というやつですね。
WebViewはそれほど難しくなく、しかも自分のブログをアプリで表示させたりするなど、ブログ運営と結びついているパートだったので理解度も高かったような気がします。
しかしTableViewは難しかった、本当に。
日記では、
Tableとかむずいんだよ!てかなげえよ!質問するレベルにまで満たないのが辛い
と、逆ギレしたり、自信を失ったりしていましたね笑
Twitterアプリ制作(3月12日〜23日 :合計勉強時間 19時間)
これまでの学んだことを活かして、
Twitter に似たアプリ
を iPhone 用に作って行きます。

がしかし、これもめちゃくちゃ難しい。。
ぼくは途中でアプリがめちゃくちゃになり最初から作り直したりしました。
日記を見返してみると、
自分のキャパを完全に超えている
と弱音を吐いていたり、
いや多分これはテックキャンプの教え方が悪いんだよ
と教える側に責任転嫁したりなどをしていました笑
ここがiPhone アプリコースで一番きつかった暗黒時代でしょう。
画面遷移(3月27日〜31日:合計勉強時間 21時間)
Twitter アプリから心機一転、今度は画面遷移の方法について学んでいきました。
具体的には、
- Modal
- Navigation Controller
- Tab Bar Controller
の3種類。
こちらもなかなかに難しかったのですが、普段使っているアプリの裏側を知るという意味で面白かったです。
「あのアプリのメニュー部分はTab Bar Controllerを使っていたんだなあ」
と、それまで漠然と利用してきたスマホのアプリの裏側を見れたのがよかったですね。
実際のアプリプロダクトに結びつけやすく、興味関心を持って勉強を続けることができました。
4月2日〜8日 :合計勉強時間 25時間半
総まとめとして、サンプルアプリを作っていきます。
簡単に言うとこちらは、
タスクを追加しさらにそれを表示する
というアプリで、巷ではTodoアプリと呼ばれているやつです。

見た目と機能がシンプルなので楽勝かと思ってしまうのですが、
これがなかなか難しい。
今まで作成したきたニコニコアプリ、アルバムアプリ、などとは比べものにならないぐらい難しい。
Todoアプリの前半は割と簡単なので、
「いいよ、いいよ」
「俺、行けるんじゃないか」
と思っていたのですが後半の追い上げがすごい。
thread 1 signal sigabrtというエラーに苦しんだり、
ごちゃごちゃになったので、一旦0から作り直したりなど死闘を繰り広げ続けました。
日記にはこの苦しみを、
Todo一覧画面に表示する、までで失敗。マジカオスファック
と呟いてました笑
とりあえずこのアプリの完成は2周目に託します。
応用技(4月9日〜13日:合計勉強時間 27時間半)
Todoアプリが終わると、後々役に立ちそうな応用技を学んで行きます。
- ニフティクラウドを使ったデータベース連携
- カメラ・地図を使ったアプリ
- フェイスブックログイン
などですね。
ダメ元で取り組んでみたものの、やはり、
どれもこれも難しい笑
基本カリキュラムを飲み込めていなかったので、これらの技を身につけられるわけがない。
さらっと読んで、わからないところで打ち切り次に行く
という感じで読み進めていきましたが、ちょっとよくわからない。
これらの応用編の理解は2周目以降に託しました。
カリキュラム2周目(4月15日〜5月25日:合計勉強時間 43時間)
いよいよテックキャンプのカリキュラムの2周目に入りました。
1度目で失敗したSwift基礎のオプショナル型変数から勉強を開始。
2周目になるとやはり、
iPhone アプリ開発に慣れが生じてきて、以前できなかったサンプルアプリを完成できるようになりました。
日記にも、
わかるわかる
できるできる
やれるやれる
など前向きな言葉が並んでいます。
しかしながら、やはり実践アプリ制作(Todoアプリ)は難しかった。
前回挫折したタスク一覧の表示というところはクリアしたのですが、タスク保存のところでノックアウト。
シングルストンという用語の理解に苦しみ、断念です。
これより先の内容を学んでも身につかないと感じ、満を辞して3周目に入ります。
カリキュラム3周目(5月27日〜6月9日:合計勉強時間55時間半)
2周目が終わりいよいよ3周目。
やはり3週目となると、2週目よりもさらに理解が深まりサンプルアプリもきっちり完成させられるようになってきました 。
1日30分から1時間ほどコツコツと勉強を続けていきました。
がしかし、やはりここでもTodoアプリ作成の「Todoを保存する」で大苦戦。
2周目と同じシングルトンの理解に苦しみ挫折。
「いや、もうTECH::CAMPから学べることはないな・・・」
と自分の中で腹落ちしてきたのでここでiPhoneアプリ開発コースは終了することにしました。
iPhoneアプリ開発コースはTECH::CAMP史上、最難関かもしれない
以上がTECH::CAMPのiPhoneアプリ開発コースで死闘してきた体験談です。
期間にして4ヶ月。
1日30~60分ほど勉強をコツコツ積み重ね、合計で55時間半でiPhoneアプリ開発コースを終えることになりました。
1周目はサンプルアプリをろくに完成させることもできず、Xcodeに怯え、自分にはiPhoneアプリ開発は無理なんじゃないかと諦めそうになったことが何度もありました。
ただ、やはり、
プログラミングはある程度、
慣れで制することができるものだと思っています。
1周目わからずとも同じ内容のテキスト2~3回読むうちに徐々に腹落ちし、最後にはツールやスクリプトと友達になれます。
iPhoneアプリ開発はRails、Unityより難易度が高いコースですが、諦めずに学習を続けていればいつかしっくりくる瞬間があります。
iPhoneアプリコースを受けた感想も書いてみましたのでよかったら読んでみてください。
それでは!
Lin

おそらく、ブロガー。
今年でフリーランス 6年目。