Unityを使えばOculus Go向けのVRゲームを作れる??
どうも、Linです。登り坂、完走しました。
2018年5月に発売となったスタンドアローン型のOculus Go。
コードレスなので持ち運べるようになり、価格も安いのでVRのハードルが下がり、今後のVRコンテンツの発展が期待されます。

そんなOculus Goを勢いで購入してしまったので、Oculus Go向けのVRアプリをUnityで開発する方法をインターネットサーフィンをしながら学ばせてもらいました。
参考にしたのは次のQiitaの神記事↓
記事を参考にしながら、Oculus GoにVRゲームをビルドすることに成功したので、その方法を忘れないうちにメモしておきます。
UnityのゲームをOculus Goにビルドする前の準備
Oculus GoにUnityにビルドしたい場合、次の3つの準備が必要です。
その1. developer登録
まずはOculusのdeveloperとして登録する必要があります。こちらのページから登録してみましょう↓
すでにOculusのアカウントを持ちの方ならば1分も経たずして完了できるはず。
登録といっても複雑なものではなく、開発元の団体名を決めるだけです。

この名前がOculusのアプリストアで「販売元」として表示されるようですね。
名前を登録したらあとは規約に同意して完了です。

その2. 開発者モードにする
続いて、スマホにインストールしてあるOculusアプリでの設定になります。

Oculusアプリの下メニューから「設定」を選択し、その中から「その他の設定」を選びましょう。

続いて、開発者モードへと進み、

タブをオンにします。

このフェーズで、
開発者になろう
というアラートが出てしまう方はdeveloper登録が完了していない可能性があります。

今一度こちらのページから開発元の名称を登録してみましょう。
その3. JDK/SDKの設定
Oculus GoはAndroidデバイスですので、Unityでアンドロイドアプリを開発できる体制を整えておく必要もあります。
以前、UnityでAndroidアプリを制作したことがある方はこのフェーズは飛ばしても大丈夫。
初めてAndroidアプリを制作する方はこちらの神記事を参考にしてJDK/SDKの設定をしてみてくださいね↓
Unityで作ったゲームをOculus Goにビルドする方法
今回は平面の上にボールがあるというサンプルアプリを作っていきましょう。

うまくいけば、白いボールをOculus Go越しに見ることができるようになります。
Unityで新規の3Dゲームを作成し、PlaneとSphereを適当に配置して準備完了です。
Step1. プラットフォームをAndroidへ
Oculus GoはAndroidデバイスなので、開発プラットフォームをAndroidに設定してやります。
File > BuildSettingsと進み、PlatformをAndroidに変更。
Switch Platformをクリックしてプラットフォームを変更してやりましょう。

Step2. PlayerSettingsの細かい設定
続いて、BuildSettingsからPlayerSettingをクリック。

Other Settingsという項目の次の3つを変更していきますよ。

Virtual Reality Supported
こいつにチェックを入れ、
Virtual Reality SDKから+をクリックし、その中からOculusを選んでみましょう。

Package Name
続いてこちらはアプリのパッケージネーム。デフォルトだと、
com.Company.Products
になっていますので、末尾の「Products」を自分の好きな任意の名前に変更してやりましょう。今回は「OculusTest」にしてみました↓

Productsのままになっていると、後々Build And Runした時にエラーが出てしまうのでこれはマスト。
Minimum API Level
最後は最低のAPIレベルの引き上げです。
よくわかりませんが、Oculus Goの開発の最低レベルを19以上に設定しておくべきらしいです。
API Levelが19の、
Kit Kat
に設定しておけばオッケーです。

Step3. Oculus GoをPCに接続
Oculus Goに付属されているUSBケーブルで、Oculus GoとPCを接続します。

Step4. Build And Run
ここまでできましたら、いよいよアプリファイルの書き出しです。
File > BuildSetting
と進み、一番右の「Build And Run」をクリックしてみましょう。

apkファイルの名前を適当に決めて保存すればオッケーです。
Unityで作ったゲームをOculus Goでビルドできた!
ここまでやって、Oculus Goを被ってみると、
うわっ。俺、3Dゲームの世界にワープしてやるやん?
MainCameraの位置に自分の視点があるかのようになりますね。
先ほどのサンプルのアプリで言えば、白い球がVR空間で間近に見れるようになっています。
しかも、首を動かして視線を移動させると、それに連動してゲーム上の自分の視界が動くのです。

いやあ、こんなにも簡単にOculus GoでUnityのゲームがビルドできるとは思いませんでした。
ただ、ここまでは単にビルドしてみただけなので、今後はOculus Goのコントローラーの動きをゲームで連動させたり、トリガーボタンを押してアクションが起きるゲームなどを作っていきたいと思います。
スマホでVRアプリを作る時よりも圧倒的に楽だったので、VR開発に興味がある方はOculus Goでチャレンジしてみましょう。
それでは!
Lin

おそらく、ブロガー。現在ホテル暮らしで全国フラフラしています。
ネット広告代理店に1年3ヶ月勤め上げ、独立をして丸4年が経ちました。今年でフリーランス 5年目。
質問・ご意見・相談があればLINEで受け付けていますのでお気軽にどうぞ 。
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