こんな疑問にお答えします。
- 日本にいながらシンガポールの海外口座開設は可能でしょうか?
- シンガポールで海外口座開設する方法は3つ【就労・就学・永住】
- 非居住者でもシンガポールで口座開設する方法【業者経由で開設】
- Wise(ワイズ)のマルチカレンシー口座を活用しよう【クーポン付き】
7カ国、9行の海外銀行口座を利用中。
筆者は海外在住のトレーダー。海外で銀行口座を開設し、資金移動・生活費決済をメインに利用しています。
現地銀行の口座開設は「No」
代用としてWise(ワイズ)のマルチカレンシー口座を使えば、シンガポールドルの銀行口座を日本にいながら開設することは可能。今回は、シンガポール銀行口座開設についての情報をシェアします。
日本にいながらシンガポールの海外口座開設は可能でしょうか?【※非居住者ですが…】
結論として、
日本にいながら海外口座開設できる、シンガポールの銀行はありません。世界的にみても、日本にいながら海外口座開設できる銀行は、ほんの一部。
外資系銀行の支店が国内に進出し、
日本人預金者を歓迎していた時代はとっくに終わっています。
日本にいながら海外口座開設できる銀行
- Union Bank|※三菱UFJグループ傘下の米国銀行、2022年12月に口座開設サービス終了済
- Krungsri Bank|※三菱UFJグループ傘下のタイ国内銀行、海外赴任者向け
- PNB Bank|※フィリピン大手銀行、条件付きで日本国内でも口座開設可能
- BDO Bank|※フィリピン大手銀行、条件付きで日本国内でも口座開設可能
アジアを中心に数行あるのみ。
しかも、口座開設条件は厳しめです。
※日本にいながら海外口座開設できる銀行は【2024】日本にいながら海外口座開設…全17行の「事実・調査結果」を報告するでまとめています。シンガポール以外も視野に入れている方は、参考にどうぞ。
唯一の例外が、アメリカの「ユニオンバンク」
2022年時点、日本にいながら海外口座開設できる唯一の銀行。それは、三菱UFJ傘下の「米ユニオンバンク」です。口座開設に必要な条件は以下のとおり。
- 日本在住者であること
- 三菱UFJ銀行の口座保有者であること
ハードルは、とても低めです。
郵送での申し込みで、口座開設完了までの期間は1か月程度。初めての海外口座開設なら、検討してもいいでしょう。
※このあたり詳しくは【1か月で完了】Union Bank[ユニオンバンク]の口座開設【日本語可】で解説。経験談をもとに作成、参考にしてください。
三菱UFJグループは2024年12月1日、米地銀MUFGユニオンバンクの全株式をUSバンコープに譲渡したと発表。同時にユニオンバンクの口座開設サービスも終了しました。
もちろん現地に行けば、銀行口座開設は可能です。
ただし、誰でもというわけではありません。
その条件を詳しく見ていきます。
シンガポールで海外口座開設する方法は3つ【就労・留学・永住】
シンガポールの銀行口座を開設する条件は、合法的な長期滞在資格を持っていること。具体的には以下の3つが該当します。
- 就労(Employment Pass、S Pass)
- 留学(Student Pass)
- 投資・起業(GIP、PEP)
順番に見ていきます。
シンガポールで海外口座開設する方法①:就労・起業
「Employment Pass」は就労ビザのこと。学歴と収入が申請条件にあります。年々、条件が厳しくなる傾向があり、月収40万円以上が目安。ITや金融業界の経験者であれば考えてもいいかもしれません。
・パスポート
・Employment Pass(政府発行の就労許可カード)
・3か月以内に発行された住所証明書類(就労先発行の書類可)
参考:Documents Required for Account Opening | DBS Singapore
シンガポールで海外口座開設する方法②:留学
「Student Pass」は学生ビザのこと。シンガポール国内の大学、政府指定の語学学校などに入学する際に申請します。必要書類と学費さえ払えば、比較的簡単に取得できます。
・パスポート
・Student Pass(政府発行の学生カード)
・3か月以内に発行された住所証明書類(学校発行の書類可)
参考:Documents Required for Account Opening | DBS Singapore
シンガポールで海外口座開設する方法③:投資・永住
投資永住権は「GIP」と呼ばれています。大きく分けて、起業家向けと資産家向けの2種類です。申請条件のハードルも高く、最低2億円以上の他に条件多数。日本人では、ドン・キホーテHDの会長などが取得しています。
・NRIC(国家登録身分証明カード)
・3か月以内に発行された住所証明書類
参考:Documents Required for Account Opening | DBS Singapore
シンガポールに行けば、日本在住者でも口座開設できるのでしょうか。方法としては、現地の口座開設サービス業者を利用することになります。
こちらも条件アリ。詳しく見ていきます。
非居住者でもシンガポールで口座開設する方法【業者経由で開設】
以前は業者経由で、
シンガポールの銀行口座を開設できました。
2020年、コロナ禍となってからシンガポールでは入国制限を実施。外国人旅行者は入国できなくなりました。なので、非居住者の銀行口座開設に関する情報も皆無。2019年までの情報をまとめます。
非居住者でも口座開設できたのは「プレミアム口座」
非居住者は、シンガポールの銀行口座開設は不可。一定金額以上の預金ができる場合は、口座開設を受付けている銀行が存在。開設可能な口座は「プレミア口座」や「プライベートバンク」と呼ばれるものです。
最低金額は「SGD200,000」の銀行が多め。
気になる方は、各金融機関に確認してみてください。
銀行名 | 最低預金額 |
HSBC Premier | SGD200,000 |
SCB Priority | SGD200,000 |
Citigold | SGD200,000 |
CIMB Preferred | SGD200,000 |
銀行口座開設サポートの利用について
「シンガポール 口座開設サポート」で、
ググると複数の口座開設サポート業者が出てきます。2022年4月に問い合わせてみたのですが、現在は個人の口座開設サポートを受付けていないとの回答。
こちらも気になる方は、直接問い合わせてみてください。
なぜ、シンガポールの銀行口座を開設したいのか。口座開設自体に価値はありません。
海外口座開設する「真の価値」を考えていきます。
Wise(ワイズ)のマルチカレンシー口座を活用しよう【クーポン付き】
「総資産1億円ない人が、、、」
「なぜ、シンガポールの銀行口座を、、、」
この質問に対する具体的な答えを持っているのなら「就労」「留学」など、合法的な手段でのシンガポール滞在を考えればいいでしょう。
もしそうでないならば、
以下の方法でも、選択肢としては十分なはず。
Wiseで「シンガポールドル口座」を開設できます
Wise(ワイズ)は、海外在住者必須の格安送金アプリ。
2020年9月からは、日本在住者向けに「マルチカレンシー口座」がスタート。これなら、日本にいながら「シンガポールドル口座」を開設することができます。
- 銀行口座(国):10か国(アメリカ、イギリス、EU、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、シンガポール、ハンガリー、ルーマニア、トルコ)
- 口座開設方法:オンライン
- インターネットバンキング:利用可能
- デビットカード:発行可能(Master)
- URL (クーポン付き):https://wise.com/
「IBAN」が口座番号、
「Wise’s address」が銀行住所なので、
自分名義の現地銀行口座であることが確認できます。
人生に必要なのは、大金ではなく「サムマネー」
人生は恐れさえしなければ、とても素晴らしいものだ。
そのために必要なものは、勇気、想像力、そして少しのお金(サムマネー)だ。
Yes, life is wonderful, if you’re not afraid of it.
All it needs is courage, imagination, and some money.-チャールズ・チャップリン(イギリス出身のコメディアン)
シンガポールの銀行口座開設方法。
現実的な選択肢は、以下の3つ。
総資産1億円以上あるなら、
『業者経由』で海外口座開設してもいいでしょう。
総資産1億円以下なら、
『就労・就学』して海外口座開設というのが現実的。
総資産が「サムマネー」なら
『Wise(クーポン付き)』のマルチカレンシー口座で、日本にいながら10か国の銀行口座を同時に持つというのもアリです。
アナタも「サムマネー」なら持ってるはず。
あとは「勇気」「想像力」さえあれば、地球を舞台に素晴らしい人生を歩むことは可能。総資産1億円以下、海外在住歴9年目の経験談でした(^_-)-☆
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