こういった疑問に答えます。
- ”MT4”にMyfxbookを設定する方法は簡単です
- ”MT5”にMyfxbookを設定する方法は”MT4”とほとんど同じ
- 乗り越えられる:Myfxbookの設定で遭遇する3つの壁
この記事を書いている筆者は、投資歴19年ほど。
ここ数年は、FX自動売買をメインに取引しています。常時、MT4+MT5+EAを数十台動かし、Myfxbookも複数アカウントを利用。※EAトレーダーなら別に珍しくもないはず。
EAトレーダーはMyfxbookの設定ではなく、検証に時間を使うべきという想いを込めて、「”MT4”と”MT5”にMyfxbookを設定する方法」をわかりやすく解説します。
”MT4”にMyfxbookを設定する方法は簡単です
こんなことを言うと怒られそうですが、、、
”MT4”にMyfxbookを設定する方法は、EAの設定方法と同じです。
だだ、これを読んでいるのは、EAトレードの完全初心者。
なので、初歩の初歩から、くわしく紹介していきます。
”MT4”をMyfxbookに設定する方法は4つある
具体的には次のとおり。
- ① Meta Trader 4 (Auto Update)
- ② (New)Meta Trader 4 Live Update
- ③ Meta Trader 4 (EA)
- ④ Meta Trader 4 (Publisher)
こんな感じ。もちろんメリット・デメリットがあるのですが、筆者は使っているのは『② Meta Trader 4 (EA)』です。理由は、複数EAのリアルタイムのデータを常時確認できるから。
ここからは、Myfxbookのアカウント登録済みという前提で話を進めていきます。まだの人は、Myfxbookの使い方と見方→時間+損失を1/9に効率化【Web×アプリ】を参考にMyfxbookの登録を済ませておいてください。
では、設定方法を画像つきで、いっしょに見ていきます。
① Meta Trader 4 (Auto Update)
MT4口座情報をMyfxbookに入力して設定。もっとも簡単な方法ですが、アカウントの更新は通常60分ごととなり、リアルタイムの情報ではありません。
- Myfxbookの言語設定を「英語→日本語」に変更
- 「アカウントの追加」画面まで進む
- 「MT4の口座情報」を入力して完了
手順①:Myfxbookの言語設定を「英語→日本語」に変更
手順②:「ポートフォリオ」から「アカウントの追加」を選択
手順③:「My platform is」から「Meta Trader 4 (Auto Update)」を選択
手順④:「MT4の口座情報」を入力して「アカウントを作成」をクリック
①アカウント名 | 任意の名前を入力(後から変更可能) |
②ブローカー | 設定する海外FX業者名を選択 |
③サーバー | 利用している海外FX業者のサーバー名を選択 |
④アカウントナンバー | MT4の口座番号を入力 |
⑤投資家パスワード | 「Investor Password」を入力 |
手順⑤:設定完了後「私のアカウントに行く」をクリック
手順⑥:設定したアカウントの取引データが見られます
これなら、MT4の口座情報があれば1分で終わります。
② (New)Meta Trader 4 Live Update
MT4からの取引情報をリアルタイムに更新することができる有料プラン。設定方法は『① Meta Trader 4 (Auto Update)』とほぼ同じ。利用料は以下のようになります。
Monthly (月々プラン) | Yearly (年間プラン) | |
月あたり | $5 | $4.16(1か月換算) |
年あたり | $60(12か月換算) | $50 |
お金を払ってでも、設定に手間をかけたくない。
そんな、ヘビーユーザー向けのプランなのかなと思います。
- 基本的な設定手順は「Meta Trader 4 (Auto Update)」と同じ
- 月額プランと年間プランがあり、支払方法は「PayPal」のみ
手順1:「My platform is」から「(New) Meta Trader 4 Live Update」を選択
手順2:利用するプランの「CONTINUE」をクリック
手順3:登録済みのアカウントを選択するか、「Add Account」から新規に登録する
手順4:「I agree…」にチェックを入れ「Buy now」から「PayPal」の画面で支払いをする
これで「(New) Meta Trader 4 Live Update」の設定は完了。
つぎに紹介する「Meta Trader 4 (EA)」でも、リアルタイム更新は可能なのです。
③ Meta Trader 4 (EA)
EA開発者や熟練トレーダーもつかっている方法はこれ。
Myfxbookからダウンロードしたツールを、MT4にEAを設定するのと同じ要領で使います。
初めての方向けにわかりやすく解説。これがメインの設定方法になるので、ここで覚えてしまいましょう。
- 「自動売買を許可する」に必ずチェック
- 「DLLの使用を許可する」必ずチェック
- MT4を停止するか、MT4の自動売買停止するとデータ送信も止まる
手順(1): MyfxbookのEAインストーラー「EaInstaller.exe」をダウンロードして起動。Myfxbookを設定するMT4を選択して「Install」をクリック
手順(2):MT4を再起動し「ツール」→「オプション」→「エキスパートアドバイザー」を選択。以下の設定を行い「OK」をクリック
手順(3):「ナビゲーター」→「エキスパートアドバイザー」タブで「Myfxbook EA」を確認
手順(4):チャートを開いて「Myfxbook EA」をダブルクリックするか、チャートにドラッグしてEAを起動
手順(5):「Myfxbook EA」の「パラメータの入力」にMyfxbookのアカウント情報を入力
変数 | 値 |
①Myfxbook_Email | Myfxbookの登録メールアドレス |
②Myfxbook_Password | Myfxbookのログインパスワード |
③Publish_Interval_Minutes | 更新頻度(分)を入力(※最小値は5) |
④Show_Log | On(※変更せず) |
⑤Debug | Off(※変更せず) |
手順(6):「OK」をクリックし設定を保存すると、EAを設定したチャートの右上にスマイリーが表示されます
Meta Trader 4 (EA)による設定は、これで完了。
この方法も簡単でしたね。
さいごに「Meta Trader 4 (Publisher)」を使った方法を解説します。
④ Meta Trader 4 (Publisher)
Publisherとは、MT4が持っているFTPでのファイル転送の機能を使って、定期的にMyfxbookのFTPサーバにデータを転送する方法。正直、利用者は少ないと思います。
こういった環境でMyfxbookを使うための設定方法になります。
- 「FTP ログイン」にMyfxbookの「アカウント」で取得した番号を入力
手順①:「My platform is」から「Meta Trader 4 (Publisher)」を選択
手順②:登録する海外FX業者を選択し「名前」を設定して「保存」をクリック
私のブローカーは:です | 登録する海外FX業者名を選択 |
名前を選択 | 任意の名前を設定(後から変更可能) |
手順③:「アカウント」に表示されている番号をメモ
手順④:MT4を起動し「ツール」→「オプション」→「FTP」を開き、有効化に必要な情報を入力し「OK」をクリック
① FTP サーバー | ftp.myfxbook.com:21 |
② FTP パス | 空欄でOK |
③ FTP ログイン | 手順③「アカウント」の番号を入力 |
④ FTP パスワード | Myfxbookのログインパスワード |
⑤ パッシブモード | チャックを入れる |
⑥ FTP経由でレポート自動パブリッシング機能を有効にする | チェックを入れる |
⑦ アカウント | MT4口座番号 |
手順⑤:「ターミナル」に以下のメッセージが表示されていたら完了です
これで完了です。アカウントは60秒以内に接続され、MT4起動中は5分ごとに更新されます。
Myfxbookの認証口座として公開する方法
Myfxbookには「認証口座」という機能があります。これは、Myfxbookが公開されている取引データを、架空のものではなく実在するデータとして保証する機能。
世界中のEA販売サイトは、この「認証口座」を使って自社EAの取引結果を公開しています。自分で見るだけなら必要ありませんが、第三者に公開する場合には必要な設定。
簡単なので、この方法も紹介しておきます。
(※「③ Meta Trader 4 (EA)」で設定した前提で解説。)
- 「①② Meta Trader 4 (Auto Update)」「③ Meta Trader 4 (EA)」でのみ可能
- 口座認証は「投資家パスワード」をつかって設定する
- 取引履歴の認証は「認証パスワード」をMT4に入力して設定する
手順1:「ポートフォリオ」→「アカウントの追加」を選択
手順2:認証したいMT4アカウントの「編集」をクリック
手順3:認証したい口座の「FX業者名」と「サーバー」を選択します
①私のブローカーはです | 認証したい海外FX業者を選択 |
②サーバー | 海外FX業者のサーバー名を選択 |
③投資家パスワード | 「投資家パスワード」を入力して認証します |
④認証パスワード | この「認証パスワード」をMT4に入力して認証します |
手順4:「パスワードのアップデート」をクリックし「投資家パスワード」を入力したら「OK」をクリック
手順5:「Connected to your account successfully」で設定完了
手順6:「認証パスワード」をMT4の注文画面「コメント」に入力して発注
①コメント | ここに「認証パスワード」を入力 |
②価格 | 約定しそうにない価格を入力(※ドル円50円買いなど) |
③発注ボタン | 入力内容を確認したら発注ボタンを押します |
手順7:認証が完了すると「正常にアカウントが承認されました!」と表示されます
手順8:取引データを公開するには「許可」から「パブリック」にチェックを入れて保存すればOK
ここまでが、”MT4”にMyfxbookを設定する方法。
”MT5”にMyfxbookを設定する方法は”MT4”とほとんど同じ
『”MT4”にMyfxbookを設定する方法』は4つありました。
ですが、”MT5”の設定方法は1つだけ。
- ① Meta Trader EA (EA)
”MT4”とほとんど同じです。
復習の意味合いもかねて「”MT5”にMyfxbookを設定する方法」をいっしょに見ていきましょう。
Meta Trader 5 (EA)
設定手順は「Meta Trader 4 (EA)」とほぼ同じ。ちがう点は、MyfxbookのEAをMT5にインストールする方法だけです。
- 「インストーラー」を起動したら「MT5のショートカットアイコン」をドラッグ&ドロップしてインストールする
手順(1): MyfxbookのEAインストーラー「EaInstallerMT5.exe」をダウンロードして起動。Myfxbookを設定するMT5を選択してインストール
手順(2):MT5を再起動して「ツール」→「オプション」→「エキスパートアドバイザー」から以下の設定を行って「OK」をクリック
手順(3):「ナビゲーター」を開いて「エキスパートアドバイザー」タブにある「MyfxbookEA」を確認
手順(4):チャートを開いて「Myfxbook EA」をダブルクリックするか、チャートにドラッグしてEAを起動
手順(5):「Myfxbook EA」の「パラメータの入力」にMyfxbookのアカウント情報を入力
変数 | 値 |
①Myfxbook_Email | Myfxbookの登録メールアドレス |
②Myfxbook_Password | Myfxbookのログインパスワード |
③Show_Log | On(※変更せず) |
④Debug | Off(※変更せず) |
手順(6):「OK」をクリックし設定を保存すると、EAを設定したチャートの右上に「Myfxbook」と表示されます
ここまで読めば、9割の人は”MT4”にも”MT5”にもMyfxbookを設定できるはず。さいごに、Myfxbookの設定でつまずくポイントを紹介していきます。
乗り越えられる:Myfxbookの設定で遭遇する3つの壁
だから、できるところまでやってみる。
つまずいたら、少し休んでからまた続ければいい。
さいごにMyfxbookの設定で、よくある質問を3つ紹介します。
その①:MT4/MT5に設定しても、Myfxbookにアカウントが表示されない
設定後、Myfxbookに反映されるまで数分かかります。
なので最低でも10分間は待ってください。それでも反映されない場合は、以下の方法を試してみてください
- 自動売買設定のON/OFFを確認
- MT4/MT5を再起動する
- MyfxbookのEAを一度削除して再設定してみる
その②:MT4/MT5のデータがMyfxbookに正しく反映されない
FX業者に保存されている取引データが、削除されている可能性があります。
とくにデモ口座の場合、古いデータは順次削除されていきます。なので、削除済みのデータをMyfxbookに反映することは不可能です。各FX業者で取引データの保存期間を確認してみてください。
その③:投資家パスワード(Investor Password)がわからない
MT4口座開設時に届いたメールを確認しましょう。
記載されていない場合は、各FX会社に問い合わせてください。
というわけで今回は以上となります。
“Done is better than perfect”
完璧を目指すよりまず終わらせろ– マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)
設定が終わったら、あとはEA動かすだけ。
EAトレーダーの仕事は「検証+改善」です。
スキルを磨きつつ、自分の頭で考えられるトレーダーを目指しましょう!