
こういった疑問に答えます。

利回り | 勝率 | PF |
-1.44% | 75.36% | 0.90 |
こんな結果になりました。
- WallStreet GOLD Traderは単体では稼げません【理由あり】
- WallStreet GOLD Traderは『WallStreet シリーズ』のEAです
- WallStreet GOLD Traderで考える、ゴールドEAの落とし穴
- WallStreet GOLD Trader・超まとめ
勝率80%越えのスキャルピングEAと同じロジック。
WallStreet GOLD Traderは、損切りアリの1ポジ型EA。ほとんどのトレードは24時間以内に決済されます。
為替とはちがう、ゴールド特有の値動き。知らないと痛い目を見ますよ。
WallStreet GOLD Traderは単体では稼げません【理由あり】
『WallStreet GOLD Trader』のテスト運用開始。
2022年2月21日からのトレード。
まずは、この結果を見ていきましょう。
9か月間の運用結果 – WallStreet GOLD Trader

これだけ見ると前半は「好調」、後半は「不調」に見えます。
前半後半に分けて、成績をみると以下のとおり。
利回り | 勝率 | PF |
4.49% | 95.45% | 107.83 |
利回り | 勝率 | PF |
-5.67% | 65.95% | 0.57 |
原因が気になり、金価格のチャートを見てみると、

ザックリとなのですが、下落局面で損失となっているように感じます。売りと買いに成績を分けてみました。
利回り | 勝率 | PF |
-0.42% | 74.35% | 0.95 |
利回り | 勝率 | PF |
-1.01% | 76.66% | 0.83 |
少しだけ「売り」のほうが弱い。ですが大きな差はありません。
まだまだ検証が必要みたい。
取引回数が少ないと、クオリティが下がる理由
『WallStreet GOLD Trader』テスト運用の結論はまだわかりません。なぜなら取引回数が少ないから。
現時点での取引回数は「69回」
EAについて判断するには最低「100回」は必要。具体例をいっしょに見ていきます
- ① 取引回数100回 → 90勝10敗 → 勝率90%
- ② 取引回数20回 → 18勝2敗 → 勝率90%
つぎの取引、3回連続で損失となると、
- ① 取引回数103回 → 90勝13敗 → 勝率87.37%
- ② 取引回数23回 → 18勝3敗 → 勝率78.26%
①の勝率は大きくは変わりませんが、取引回数の少ない②の勝率は「10%以上」下がります。これが、取引回数が少ないとデータの質が下がる理由。
そして①と②の勝率の差も大きくなります。
取引回数が少ないと、クオリティの高い結論は出せません、
当面のあいだ、
以下の口座でテスト運用を継続します。
損益チャートを見るかぎり、稼げないのでは?
そのとおり。
単体では難しいかもしれません。
しかし『WallStreet GOLD Trader』が作られた背景がわかると、EA攻略のヒントが見えてきます。
WallStreet GOLD Traderは『WallStreetシリーズ』のEAです
『WallStreet GOLD Trader』はセット販売されているEAのひとつ。
ぶっちゃけ、単体で動かすのはキツイかなと。
他のEAと組み合わせて動かすことを前提に販売されています。このあたりも含めていっしょに見ていきましょう。
どんなEA? – WallStreet GOLD Trader
現時点でわかる『WallStreet GOLD Trader』の特徴を見ていきます。
- エントリーロジックは『WallStreet Forex Robot 3.0』と同じ
- 1ポジ型(追加ポジションなし)損切りアリ
- 大きな損失がないため、ロットサイズを大きくできる
- 取引回数が少ないので、長期間動かすことが必須
エントリーロジックは、販売歴10年越えのレジェンドEA『WallStreet Forex Robot 3.0』と同じタイミング。勝率「82.47%」のロジックでエントリーします。
利回り | 勝率 | PF |
7.50% | 82.47% | 1.45 |
※WallStreet Forex Robot 3.0についてはWallStreet Forex Robot 3.0の「光と影」を考える【返金保証アリ】でまとめています。こちらも合わせて参考にしてください。

少しだけ見えた、金専用EAのポイント
『WallStreet Forex Robot 3.0』と同じロジックを使用しているのに、成績がイマイチなのはなぜか。ボラティリティ(値動き)の大きさが影響ではないかと。
確かめるべく、調べてみました。
1か月 | 3か月 | 12か月 | |
EURUSD | 7.70% | 9.96% | 29.48% |
ゴールド | 10.69% | 10.96% | 28.43% |
なんと、年間ではゴールドよりEURUSDのほうが大きい。
なので、短期間で大きく変化すると困る人が多い。
なので基本的に値動きは小さめです。
これにくらべて金については、一部の人に影響があるのみ。なので通常、値動きは通貨ペアより数倍大きくなります。
- 2022年は為替が大きく動いた
- そして金価格はあまり動かなかった
- 値動きが小さくダマシが増えたため損失となった
こんな風に考えています。
もしかしたら、今年は金価格よりも為替のほうが動いた。なのでゴールドを取引する人が少なかったのかもしれません。
2022年は「波乱」の年だった
東京市場、ポンド最下落😨 pic.twitter.com/d8tk7ESzFs
— 大橋ひろこ (@hirokoFR) September 26, 2022
RBAまさかの0.25%利上げで豪ドル/NZドル急落! pic.twitter.com/k5gDVOyVXA
— Yuki @FX10年戦士、ブロガー(為替研究所管理人) (@kawaselab) October 4, 2022
『WallStreet GOLD Trader』以外の金専用EAもあります。
利益を出しているEA、その理由を答えられますか?
つづいては、その答えをいっしょに見ていきましょう。
WallStreet GOLD Traderで考える、ゴールドEAの落とし穴
ゴールドEAは、大きく分けて以下の2タイプに分かれます。
② ナンピン・マーチン型EA
それぞれに該当するEAをいっしょに見ていきます。
1ポジ型 – ゴールド専用EA
- その①:WallStreet GOLD Trader
- その②:Happy Gold
購入者向けに無償アップデートをつづけながら、長期間販売しているEAが多めです。
EA名 | 販売開始年 | 販売期間 |
WallStreet GOLD Trader | 2011年 | 14年 |
Happy Gold | 2016年 | 9年 |
- 価格が反対に動いてもポジションを追加しない
- 損切りが入っているので口座破綻の可能性低い
- 短期では右肩上がりの損益グラフにはならない
初心者向けの安全設計と言えます。
デメリットとしては、短期では損失が続くこともあり。なので、EAの良し悪しを判断するには時間(最低1年程度)かかります。
※ゴールド専用EAについては【匠・EA】ゴールド[XAUUSD]で自動売買・おすすめ3つ【金価格の未来】で詳しく解説しています。こちらも参考にしてください。

WallStreet GOLD Trader・超まとめ
『WallStreet GOLD Trader』の世界、いかがでしたか。
大崩れはしてないので、今後もテスト運用をつづけます。
・1ポジ型(追加ポジションなし)損切りアリ
・大きな損失がないため、ロットサイズを大きくできる
・取引回数が少ないので、長期間動かすことが必須
- 価格が反対に動いてもポジションを追加しない
- 損切りが入っているので口座破綻の可能性低い
- 短期では右肩上がりの損益グラフにはならない
『WallStreet GOLD Trader』の成績が安定するのは、
為替相場も含めたマーケット全体が安定したタイミングかなと。
それまでは、テスト運用しつつ攻略のヒントを探っていきます。
準備をしないことによって、失敗する準備をしているのだ。
By failing to prepare, you are preparing to fail.-ベンジャミン・フランクリン(アメリカの政治家、著述家)
いきなりEAを動かしても、
アナタが目にするのは「一瞬の利益」だけ。
本物の利益は、以下の2つなくしては手に入りません。
重要②:EAを動かすのに最適な「相場環境」
「信頼性」確認のためテスト運用を継続。
「相場環境」を見極めるため金価格を追い続けます。
生き残っているのは、
長期間続ける前提(好き)で開発されたEAのみ。
ぱっと見、宣伝上手なだけのEAは短命です。
10年以上「好き」を続けてきた『WallStreet GOLD Trader』開発者を、筆者は信頼しています(^_-)-☆