こういった疑問に答えます。
利回り | 勝率 | PF |
-3.32% | 47.47% | 0.98 |
こんな結果でした。
- WallStreet ASIAには大きな「問題」があります
- WallStreet ASIAの運用結果は「2つの条件」に大きく依存
- WallStreet ASIAについて「攻略への考え方」
- WallStreet ASIA・超まとめ
海外発の朝スキャEA、動かす通貨ペアにより大きな差。
『WallStreet ASIA』は、日本の早朝時間だけスキャルピング取引をするEAです。損切りあり、1ポジ型の安全仕様。
利益を残すポイントは「通貨ペア」と「稼働口座」。
テスト運用の結果から解決可能な、今後の課題が見えてきました。
WallStreet ASIAには大きな「問題」があります
『WallStreet ASIA』のテスト運用を開始。
2022年2月21日から、EA攻略の可能性を探っていきます。
まずは、運用結果をザックリと見ていきましょう。
推奨通貨ペア – WallStreet ASIA
利回り | 勝率 | PF |
3.64% | 69.63% | 1.25 |
推奨8通貨ペアで、8か月の運用結果。
途中「GBPUSD」が大きめのロスカット。それ以外は安定の成績かなと。やはり、推奨通貨ペアは無難な結果となりやすいようです。
The robot supports the following pairs GBPUSD, USDJPY, GBPCAD, GBPCHF, EURGBP, EURCHF, USDCAD and USDCHF. You are free to trade on the supported pairs at your own discretion.
出典:WallStreet ASIA公式サイト
10月3日まで – WallStreet ASIA
利回り | 勝率 | PF |
0.44% | 66.58% | 1.01 |
28通貨ペア、8か月の運用結果。
「証拠金1000ユーロ」「0.01ロット」で動かしています。時期により波がありますが、大崩れはなし(※最大ドローダウンは6.39%)。底堅さを感じます。
USDCAD、NZDUSD、AUDCHF、NZDCHF、CADCHF、AUDNZD、GBPCHF
不調:6通貨ペア
EURUSD、AUDUSD、GBPUSD、EURJPY、GBPAUD、CHFJPY
10月4日から – WallStreet ASIA
利回り | 勝率 | PF |
-38.49% | 62.85% | 0.59 |
10月4日より「取引サイズ」「設定」を変更。
10月19日「GBPUSD」「USDCAD」で大きな損失発生。それ以外の期間では、10月3日までと似たような結果になりました。
EURUSD、USDJPY、NZDUSD、USDCHF、EURCHF、GBPJPY、NZDJPY、CADJPY、CHFJPY、
不調:6通貨ペア
EURGBP、GBPCHF、GBPCAD、GBPAUD、EURNZD、GBPNZD
結論:動かす通貨ペア選びがポイント
どちらの期間でも好調なのは「NZDUSD」のみ。
現時点でわかるのは、これだけ。
ただし「好調 or 不調」が時期により入れ替わっているのを確認できます。
- 10月3日まで:スイスフランのクロス通貨ペアが好調
- 10月4日から:英ポンドのクロス通貨ペアが不調
今後、検証が必要なのですが、現時点での仮説をお話しします。
値動きが小さい通貨ペアが利益になりやすい。
3月31日時点 | 6月30日時点 | 9月30日時点 | |
英ポンド | 7.94 | 12.96 | 19.03 |
スイスフラン | 6.78 | 12.63 | 11.13 |
変化し続ける「通貨ペア」を監視しつづけ、値動きが小さいタイミングだけEAを動かす。これがポイントではないのかなと…。
こればかりは、実際に動かして確かめるしかありません。
検証と改善のため、
今後もテスト運用を継続します。
「ゴゴジャン」をみても、
朝スキャEAは、きれいな右肩上がりのものが多め。
アナタが動かしても、これと同じ結果になるのでしょうか。
つづいては、すべての「朝スキャEA」共通の問題点を見ていきます。
WallStreet ASIAの運用結果は「2つの条件」に大きく依存
『WallStreet ASIA』を含む朝スキャEAは、動かすFX業者の影響を大きく受けます。つまり「利益になるFX業者」と「損失になるFX業者」があるということ。
大前提として、以下について知っておく必要があり。
・利確pipsも損切りpipsも小さめ
・取引時間はアジア時間早朝のみ
上記のような取引をする場合、口座スペックの影響を大きく受けます。
具体的には以下の2つ。
- ① スプレッド ※FX業者ごとにちがう取引コストです
- ② スワップ ※FX業者ごとにちがうマイナススワップです
この2つの数字は、各FX業者が規模や取引先などに応じて独自に決定、なので、同じEAを動かしても、動かす口座によって結果が変わります。
① スプレッド
FX業者 | 平均スプレッド | 早朝スプレッド (0:30) |
Tickmil | 0.1 | 0.9 |
HFM | 0.4 | 0.8 |
Tradeview | 0.3 | 1.2 |
Exness | 0.0 | 2.5 |
Alpari | 0.3 | 1.4 |
上記はEURUSDのスプレッド。
(※最もスプレッドの狭いECN口座で比較、手数料は別途ありの口座。)
FX業者が公表している「平均スプレッド」は、早朝を含まない日中の平均値です。実際に取引する早朝時間のスプレッドは、すべてのFX業者で数倍大きくなります。
必ず、実際のスプレッドを確認しましょう。
スリッページとは、注文価格と実際に約定した価格との差のこと。
リアル口座は相場の流動性などによって、注文を出しても即時に約定されずレートがずれることがあります。
特に朝スキャEAで取引する、アジア時間早朝は流動性(取引する人)が少なめ。なので、注意が必要です。
② スワップ
スワップはMT4時間、23時から0時をまたぐときに発生。プラスの場合はスワップがもらえ、マイナスの場合はスワップが差し引かれます。
以下の計算式になります。
- 「マイナススワップ:1,000円」なら
- 23時台に「1ロット」エントリー
- 0時台に「プラス2pips」で決済
- 利益2,000円-スワップ1,000円=「プラス1,000円」
・マイナススワップが大きいFX口座 → 損失になりやすい
では、具体的にどうすればいいのか?
解決策は、公式サイトに書いてありました。
WallStreet ASIA公式が推奨する動かし方
ポイントは以下2つ。
- ポイント①:損失になるならFX業者を変えよう
- ポイント②:推奨スプレッド、ドル円で「2.0pips以下」
詳しく見ていきましょう。
「1か月動かして成績がよくないなら、EAを動かすFX業者を変えたほうがよい。」
こう書かれています。
公式もFX業者によって、運用結果が大きく変わると考えています。口座選びが朝スキャEA攻略のポイント。これは間違いないでしょう。
If you use WallStreet ASIA on a real account more than a month without success, you’d better cancel operation and try to find a broker with better trading conditions during the Asian trading session.
出典:WallStreet ASIA公式サイト
MT4時間の0時台で、このスプレッドは不可能。
なのでメインの取引時間は23時台になるのかなと。
WallStreet ASIA works on M15 time frame only! Supported currency pairs and recommended spreads during the Asian trading session:GBPUSD (spreads below 3 pips) USDJPY (spreads below 2 pips)…
出典:WallStreet ASIA公式サイト
案外、日本のFX業者がいいのかもしれません。
「公式サイトで公開されている結果が良い」
こんな理由でEAを動かしていいのでしょうか。
「よくある質問」を通して『WallStreet ASIA』攻略のヒントを紹介します。
WallStreet ASIAについて「攻略への考え方」
『WallStreet ASIA』は攻略可能なEAなのか?
「可能ではあるが、やるべきことが多い」
こう考える理由をいっしょに見ていきます。
- 勝率低め(※一般的に朝スキャEAの勝率は高め)
- 内部ロジックにより、損失でも決済している様子
- トータルでは「トントン or プラス」なので利大損小を実践
- 大きな損失がないため、ロットサイズを大きくできる
- 取引回数が少ないので、長期間動かすことが必須
朝スキャは、厳選されたタイミングで取引する。なので、一般的に取引回数は少なめ。EAの能力を知るためには、最低6か月はテスト運用したほうがいい。
筆者の本音、、、朝スキャはむずかしい
朝スキャEAは苦手です。
なぜなら、テストしなければいけないことが多いから、
- 複数FX業者のデモ口座で稼働
- 複数FX業者に少額入金して稼働
- FX口座は気にせずデモ口座で稼働
- FX口座は気にせず少額入金して稼働
「複数」というところがポイント。
そのぶん「労力」「時間」も、
2口座でテストするなら2倍、3口座なら3倍になります。
もちろんテストした結果が悪く、動かさないこともあるので、その場合は「労力」「時間」をかけても「利回り」は発生しません。
こう感じてしまうのは、筆者だけでしょうか。
これが、朝スキャEAが苦手な理由です。
では、朝スキャEAは動かさないほうがいいのか?
それも、正しい答えとは言えません。
なぜなら、EAトレードは以下の変数によって結果が決まります。
- ① EA ※優秀な取引ロジックかどうか?
- ② 相場環境 ※EAを動かすのに最適な値動きか?
- ③ トレードスキル ※”①”と”②”を見分ける能力があるか?
つまり、
「優秀なEA」を「利益が出やすい環境」で、それを「判断できるトレーダー」が動かすことにより利益となる。これがEAトレードの答えです。
『WallStreet ASIA』は、①の条件を満たすEA。
理由はテスト結果から、一部通貨ペアが長期に利益を積み上げているのは明らか。
テストを継続し、リアル口座での運用を目指す価値ありと考えています
人を信じよ、しかし、その百倍も自らを信じよ。
-手塚治虫(日本の漫画家、アニメーター)
運用結果は、偽装できない「認証口座」ですべて公開しています。
WallStreet ASIA・超まとめ
『WallStreet ASIA』の世界、いかがでしたか。
今回は朝スキャEA、攻略の可能性を検証してきました。
・利確pipsも損切りpipsも小さめ
・取引時間はアジア時間早朝のみ
- 勝率低め(※一般的に朝スキャEAの勝率は高め)
- 内部ロジックにより、損失でも決済している様子
- トータルでは「トントン or プラス」なので利大損小を実践
- 大きな損失がないため、ロットサイズを大きくできる
- 取引回数が少ないので、長期間動かすことが必須
EA開発元のFXAutomaterは、10年越えの販売歴があるEA業界のレジェンド。業界最長の「60日間の無条件返金保証」は、開発したEAへの大きな自信がなければできません。
信頼性はピカイチ。
ですが、その100倍以上の信頼が、自分でしたテスト結果にはあります。
アナタもなんとなく、わかっているはず、
お金では「信頼」は買えないということを…。
60日間の無条件返金保証の、
『WallStreet Recovery Pro』を自分で動かしてみる。
コスパにこだわるなら、
『WallStreet シリーズ』のセット販売もチェック。
さらに詳しく知りたいなら、
『WallStreet シリーズ・関連記事』も読んで検討。
「信頼」は「時間」を投資して初めて手に入るもの。
アナタの大切な時間、アナタ自身を信頼するために使ってください(^_-)-☆