こんな疑問にお答えします。
- MT4で動く仮想通貨用EAを2つ紹介【激レア】
- MT4で仮想通貨用EAを動かした【WallStreet CRYPTO】
- 仮想通貨でEAを使う人が少ない理由3つ
- 現実的な仮想通貨EAの動かし方とコツ
筆者は投資歴18年の専業トレーダー。
MT4を50台以上、100を超えるEAを動かしつつ、失敗と改善の毎日を過ごしています。
結論から言うと「EA作成用のデータ」が少ないから。一般的にEAは、価格が同じパターンを一定の価格帯で、繰り返すことを前提に作られている。ビットコイン最初の取引は2009年。2016年の価格は10万円ほど、2021年は500万円。
ですが、仮想通貨用EAも登場しています。
個別EAを検証しつつ、実際に動かす際のポイントを考えていきます。
MT4で動く仮想通貨用EAを2つ紹介【激レア】
以下の2つ。
- WallStreet CRYPTO|※2022年11月に登場、直近1年のバックテストを元に開発
- PEACE|※V3.0にて対応銘柄にBTCを追加、ゴゴジャンで唯一の仮想通貨用EA
順番に見ていきます。
仮想通貨用EA①:WallStreet CRYPTO
販売価格 | 提供開始日 | 仮想通貨 |
387ドル | 2021年7月 | BTC、ETH |
FXAutomator社の主力EAである、
『WallStreet Robot 3.0』に付属している仮想通貨専用EA。10年の販売歴があり返金保証も破格の60日間無条件。信頼度はダントツのNo.1。同EAのロジックを仮想通貨用に最適化。「BTCUSD」「ETHUSD」で実施したバックテストを公開しています。
» WallStreet CRYPTO|EA詳細を公式サイトで確認
仮想通貨用EA②:PEACE
販売価格 | 提供開始日 | 仮想通貨 |
23,800円 | 2021年7月 | BTC |
カスタマイズ性高めのナンピン型EA。
エントリーロジックは移動平均線とADXを使用。V3.0にて対応銘柄にBTCを追加。開発者は、一方的な値動きが大きいため、短期売買推奨している。BTC用のセットファイルはなく、自身で全パラメーター設定を最適化する必要あり。
» PEACE|EA詳細を公式サイトで確認
“WallStreet CRYPTO”については、筆者も動かしています。
理由としては、公式サイトで「バックテスト」を公開していたこと。そして、動かさないと何もわからないので、まずは行動することにしました。
その結果を見ていきます。
MT4で仮想通貨用EAを動かした【WallStreet CRYPTO】
2022年2月21日から、
仮想通貨用EAの”WallStreet CRYPTO”を稼働中。結果は「認証口座」で公開しています。
① 第三者のツールなので偽造不可
② キャプチャ画像ではないので偽造不可
③ 全取引(金額も含めて)確認できるので偽造不可
トレード結果は、2つのサービスで公開。
あなたの目で、ぜひとも確認してください。
- Myfxbook (認証口座)
- REALTRADE (GogoJungle運営サービス)
※Myfxbookの見方についてはMyfxbookの使い方と見方→時間+損失を1/9に効率化で詳しく解説。あわせて参考にどうぞ。
Alpariのデモ口座をつかってテスト中。
※EAテスト用のデモ口座については【画像解説】AlpariのMT4デモ口座を使ってバックテストの準備【3分で完了】で詳しく解説。同じ環境で試したい方は、こちらも参考にどうぞ。
仮想通貨用EAは、ほとんどありません。
それには、理由があります。
仮想通貨用のEAが少ない理由3つ
案外シンプルな理由。
以下の3つです。
- 理由①:値動きが大きい
- 理由②:過去データが少ない
- 理由③:相場を急変させる原因が多い
詳しく見ていきましょう。
理由①:値動きが大きい
値動き、、、
FXと比べて、間違いなく大きい。
1日の変動率(2021年) | |
EURUSD | 0.53% |
USDJPY | 0.52% |
ゴールド | 1.31% |
ビットコイン | 7.04% |
EURUSDの10倍以上。
値動きが比較的多いと言われる「ゴールド」の5倍。なので、FXの取引ロジックでは機能しない可能性が高い。こう考えるのが自然です。
一般的に「EURUSD」用のEAがうまくいったら「USDJPY」用のEAも作ってみる。こんな形でEA開発していきます。ビットコインの変動率を見れば、まったくゼロから開発する必要あり。手間を考えると、開発する人が少ないのも納得できます。
理由②:過去データが少ない
ビットコイン最初の取引は2009年。
2022年で仮想通貨誕生から、ちょうど13年目。
かといって、最初の数年は取引量も少なく、利用者も少なかったので取引データとしての信頼性は低め。なので、実質5年程度の過去データしかありません。
5年分のバックテストを繰り返して、優位性のあるロジックが見つかるのか…。
- 2016年の価格は → 約10万円
- 2021年の価格は → 約500万円
このデータをもとに、EAを作ったら利益になるのか…。
まぁ、難しいしいでしょうね(;^ω^)
2016年末の価格 | 2021年末の価格 | |
EURUSD | 1.05248 | 1.13761 |
USDJPY | 116.875 | 115.096 |
ゴールド | 1150.91 | 1829.50 |
ビットコイン | 961 | 47019 |
EA開発で使い物になるデータは、過去1年分くらいではないでしょうか。
理由③:相場を急変させる原因が多い
FX用EAでは「ニュースフィルター機能」があります。この機能は設定をオンにすると「FOMC」や「米国雇用統計」などの重要経済指標前後にEAの取引を自動で停止させます。
それは、多くのEAが「突然発生する」「一方方向の動き」に弱いから。FXにおいて、この動きが多く発生するのが「経済指標発表前後」の時間帯。これを回避するためです。
仮想通貨では、どんなタイミングでこの動きが発生するのかというと…。
Tesla & Bitcoin pic.twitter.com/YSswJmVZhP
— Elon Musk (@elonmusk) May 12, 2021
事前に予測不可能です(;^ω^)
頑張って仮想通貨用EA作っても、一瞬で吹っ飛びそう。
仮想通貨用EAが少ない理由が、見えてきたのではないでしょうか。
- 爆損の可能性高め(変動率高すぎ…)
- 寿命短め(来年は数倍 or 数分の1?)
- 被弾率も高め(○○砲多すぎ…)
こんな状況でも、仮想通貨用EAは動かせるのでしょうか、、、
現実的な仮想通貨EAの動かし方とコツ
仮想通貨用EAを動かすコツは、とてもシンプル。
可能な限り、リスクは下げましょう。
リアル口座で動かすのなら、10通貨単位から取引できる「FXGTマイクロ口座」をうまく利用しましょう。仮想通貨は、FXの10倍以上の値動きがあるので、可能な限り小さなサイズで取引するのがポイントです。
「無限ループ」を回し続けましょう
FX用EAを動かすときと同じです。
↓
損失 or 利益
↓
パラメータ設定を修正
↓
損失ならデモ口座で動かす
利益ならリアル口座で動かす
↓
損失 or 利益
↓
パラメータ設定を修正
↓
損失ならデモ口座で動かす
利益ならリアル口座で動かす
FX自動売買は、
「①EA」「②相場環境」「③トレードスキル」の3つで結果が変わります。
①と②は「FX」と「仮想通貨」では違います。しかし「③ トレードスキル」は共通。そして、個人差が一番大きくなる要素です。この部分にコミットできる人は、仮想通貨用EAを動かしても上手くいく可能性が高めです。
最近勝ち組とか負け組みとか流行っているけど、スタート切っているかどうかが僕は大事だと思うけどね。
-矢沢 永吉(日本のロックミュージシャン)
はじめての仮想通貨用EAなら、
返金保証付きの『WallStreet CRYPTO』からスタート。
カスタマイズ性を求めるなら、
『PEACE』でパラメーターを徹底カスタマイズ。
リスクを最小限にするため、
『FXGT』のマイクロ口座を活用する。
今回は以上です。
仮想通貨用EAは、まだ少ない。
ただ、世界最大手のEA開発者が、提供を始めたのも事実。筆者は、これに続きました。アナタの健闘を祈ります(^_-)-☆
- WallStreet CRYPTO|※2022年11月に登場、直近1年のバックテストを元に開発
- PEACE|※V3.0にて対応銘柄にBTCを追加、ゴゴジャンで唯一の仮想通貨用EA